少林クンフーって、これ少林寺のライセンス生産なのか?
バンコクに戻る。午後、BTSの某駅を歩いていると、足ツボマッサージ専門器具の露店があった。
売っていたのは「少林クンフー」と名づけられた足踏み台。少林寺のライセンス生産なのか? しかし少林クンフーと書いてあっても、少林寺とは何処にも書かれていない。650バーツ也。誰も買う人がおらず不憫に思ったので衝動買い。重くてでかい。
直接ネパールから戻ってきてしまったので成都→バンコクの片道チケットが丸々余ってしまった。試しにチケットを購入した、愛想の悪いカオサンの某トラベルで払い戻しできるのか問い合わせると、女はいきなりチケットをひったくって「ああ!?」とガンを飛ばし、そんなもん出来ないわよ。帰った帰った! と追い出された。その間四秒半の早業だった。リンダ! 死ね!
夜、旧知のS氏と王宮近くを散歩していたところ、目の前で大型トラックの後輪が外れて5メートルほど火花を散らした後、二回転してフロントガラスが割れ、乗っていた人々がバラバラと転げ落ちた。傍らでは無修正のエロ写真を胸に抱いた浮浪者が安らかな眠りについている‥‥。
どこから見てもガソリンと思われる液体がドボドボと道に黒い染みを作っていたため、私たちは野次馬をかきわけ脱出。近くにいた警官は、ニヤニヤしながら無線機で同僚と無駄話の真っ最中。改めてタイの素晴らしさを実感する今日このごろ。