カンボジアの素:シェムリアップへ行こう
この記事は90年代にミニコミとして出版したガイドブック「カンボジアの素」に書いた記事を復刻したものです。後年、情報を追記したりしていますが、全体的に古すぎ、記述が攻撃的で、正確ではありませんので、読んで懐かしむ程度でお願い致します。
「みんな大好き、アンコ-ル・ワット」へ行くにはシェムリアップという町に嫌が応でも行くことになる。また、シェムリアップに来てアンコールに行かない観光客はあまりいない。いたとしたら相当の変態と思われる……。
シェムリアップには、プノンペン以上にチープなゲストハウスが沢山ある。長期滞在する者も多く、物価は高いものの、居心地はいいらしい。
日本食レストランもあって、和食派もほっと一息。でもって節約派の人も安心。夕方になると河沿いにローカル向けの屋台がでるので、金が少なくても食い物に困る事はない。治安に関しても、現在の所プノンペン市内よりも全然よいのでいい感じだ。
プノンペンからシェムリアップまで行く方法としては、飛行機、ボ-ト、タクシ-、バスの四種類がある。自転車とか歩きでも可能だが、きりがないので四種類。で、時間と安全を考えると飛行機が1番。高いが儲かる路線なので便数も多く、便利である。シェムリアップまでの所要時間は45分。
時間が有って金を節約したい人にはスピードボ-トがおすすめ。日本橋の脇に船会社が並んでいるので適当にチョイスしよう。所要5時間くらい。乗り心地最悪。で、着いたら着いたで船着き場から市内までけっこう距離がある上、殺到するホテルの客引きが死ぬほどうざい。
もっとけちりたければスローボートというのもある。文字通りスローなボートで、本当に貧乏な現地人が使うものだ。座礁したり襲われたりで、平均所要10時間のところ、トラブルの連続で1週間かかった人がいたという話がある。(うそかもしれない)
乗り合いタクシ-は市場近くから出ているが、普通はバスで行く。キャピトルゲストハウスから毎日出発。所要6時間ほど。道は大分よくなっていている。以前は乞食兵士にたかられたり、無理やりヒッチハイクさせられたり、金ほしさにわざと道をぶっ壊してからわき道を案内する男(有料)など、有象無象がうようよしていたが、いまは大丈夫。(2004)
以前は陸路だとプノンペンからのアクセスが基本だったが、最近はタイから陸路で行く人のほうが増えた。カルテックスのコンビニもできたそうです。(2004)
(文・アジアの素編集部)