カンボジアの素:ビザと出入国事情
この記事は90年代にミニコミとして出版したガイドブック「カンボジアの素」に書いた記事を復刻したものです。後年、情報を追記したりしていますが、全体的に古すぎ、記述が攻撃的で、正確ではありませんので、読んで懐かしむ程度でお願い致します。
1994年10月現在、空路でのカンボジア入国に必要な物は、US$20の現金と写真1枚とパスポート。空港で申請書をもらい、必要事項を適当に書きこんで20ドルと写真1枚とパスポートを渡せば、ベルトコンベア式に人手をかけてじっくりと、ゴムが古くなってすれ、文字の消えかたビザをその場で発行してくれる。
ツーリストビザの有効期間は1ヶ月。某野口氏はこの時20$の現金を持っていなかった為、近くにいた白人に千円札2枚を渡し、「セイム」と言い有無を言わさず20$と交換させたとか。こういう芸当をしたくない人はドルの現金を必ず用意していこう。
飛行機は、カンボジアエアならバンコクからは毎日、香港、シンガポール、ホーチミンからは週4便、クアラルンプールからは週2便(火、日)、ビエンチャンから週1便(水)出ている。バンコクなら往復チケット4500B程だ。日本円で1万8千円といったところか。他にも、カンプチャエアとかドラゴンエアとか色々ある。
陸路から正式に入れる国はベトナムのみで、こちらの場合、事前に領事館や旅行社でビザの申請が必要だ。ラオスについては不明。タイでは、以前バンコクからのバスツアーの計画があったらしいが、最後の最後にカンボジア政府から許可の取り下げが行われオジャンになったそうだ。しかし、今後ともタイの旅行社には期待したい。
出国に関しては、空路ならなんの問題もない。出発の2時間前には空港に行くべし。空港使用料の4ドルだけ忘れずに残しておこう。
しかし、陸路ではベトナム以外は出国は出来ないと思っていい。ラオスへ陸路で抜けられるかは不明。もう一つの出口、タイとカンボジアの国境アランヤプラテートへ陸路で抜けるには、ジャングルを抜けて夜間にこっそりと国境を越え、着いてすぐにタイの領事館へ行き事情を話せば、幾ばくかの罰金程度で入国スタンプを押してもらえるという話しも聞いた。が、あまりお薦めできないのは言うまでもないだろう。(1994・下条)
陸路出入国はばんばんできるようになりました。そのへんはここで語ってるときりがないのではしょります。知りたければ他を当たってください。ビザの写真ですが、持ってくるのを忘れたら2ドルくらい差し上げると省略できます。(2004)
はい、無茶苦茶古い情報でした。現在、ビザはツーリスト20ドル。ビジネス25ドル。一体なんのビジネスしろって言うんでしょうか。でもってビザはスタンプからシール式になりました。どうでもいいけどね。あと、出国時の空港使用料は25ドルに値上げ。高けえ。(2004)
ちなみにビザの滞在期間をオーバーしても、1日あたり5ドルの罰金を払えば問題ない。但し、あまり長期間だとやばいかも(2004)
飛行機ですが、バンコクからはタイ航空(たけえ)。バンコク航空(ちよっと高い)。プレジデント航空(カンボジア資本・安い)。などが就航しています。プレジデント航空はプノンペンからの往復価格とバンコクからの値段にかなり開きがあります(プノンペンでプロモーション期間に購入したりすると、往復100ドルくらい)。(2004)
(文・アジアの素編集部)