【闇の大人たち】第50回:世界で一番安い町、義烏の闇の子供たち
先週、先々週に引き続き、上海から300キロ離れた「世界で一番安い卸売市場・義烏(イーウー)」のリポートです。
義烏最大の福田市場。中央区の半分ほどもある敷地内に、言葉を失うほど安い4万軒の卸売店が連なる──。
と、ここまでは前回紹介した通りだが、4万件・推定8万人オーバーと言われる店員たちにもそれぞれ家庭があり、それが証拠に福田市場の至る所で幼稚園から小学生程度の子供たちがバタバタ走りまわっている。
その数、少なく見積もって推定一万人オーバー、ちょっとした市町村のレベルだ。