閲覧注意 : 毛沢東通りで血まみれ発砲事件発生!

新年早々プノンペンは物騒です。毛沢東通りで発砲事件発生! ショック画像入りです。

新年早々ですが、深夜のプノンペンで発砲事件発生! 街が寝静まった午前零時、プノンペンの大動脈・毛沢東通りはトンレ・バサックレストラン前の交差点に派手な銃声が響き渡りました。それにしてもこの界隈、事件・事故が多いです。

現場に駆けつけると、既に大勢の野次馬とポリスでごった返していました。人混みの中心では犯人とおぼしき男性二人と、血まみれの男が悲鳴を上げていました。

この手の事件が起きた場合、犯人と思われたら最後。善悪はさておき捕まった途端、周りのポリスからフルボッコの刑に遭います。そのため、パッと見ただけでは誰が犯人で誰が被害者なのか良くわかりません。

野次馬の話しによると、交差点付近でトラブルになった二台の車がそれぞれ因縁をつけあい、言い争いに発展。片方の車に乗っていた男が銃を出して威嚇するも相手は退かず、キレた加害者がフロントガラスに発砲。さらに、降りてきた相手に乱射したとのこと。

普通、撃った犯人は速攻で逃走するのがこの国の常識ですが、運悪く現場の交差点脇が警察署だったため、駆けつけたポリスにスピード逮捕され、珍しく一件落着。角刈り・チョビヒゲの見るからにヤバそうなお方でした。

後からわかったことですが、写真の血まみれ男以外に更に深刻な瀕死の被害者がもう一人いるらしく、そちらは既に救急車で病院へ運ばれたようです。

それにしても相変わらず凄まじい数のポリス、野次馬、報道陣。プノンペンの警察無線は垂れ流し状態で、この手の事件情報は無線をモニターしていれば割と簡単に傍受できます。そういった状況も、この盛り上がりっぷりに繋がっているのかも。

現場には、フロントガラスに弾痕を残しつつ後部血まみれの車と、犯行に使われた銃がダッシュボードに残されたままの車が生々しい状態で放置されていました。

銃の真横に犯人のものと思われる会社用IDカードが残されていましたが、ID番号が0001となっていることから、もしかして何処かの会社の社長なのかもしれません。こいつの会社に勤める社員の皆さん、明日からどうなっちゃうのかな……。余計な心配が脳裏をよぎります。

昔に比べ安全になったとはいえ、運が悪いと小さなイザコザで身体中穴だらけにされかねないプノンペン。

相手が装甲ランドクルーザーならともかく、こんなに可愛い小型車の運転手ですら、やるときはやる……というわけで、在住ビジネスマンの皆様、これからカンボジアにいらっしゃる旅行者の皆さん、夜遊びの際は充分お気をつけください。
(文・木村五衛兵)



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