本因坊セレクト : 今日の視点 カエルのように生きて蛇のように死ぬ

シックスサマナ記者、本因坊がセレクトした今日のカンボジアを映し出すとっておきニュース!

“slap douch puos、ruos douch kangkep” ──カエルのように生きて蛇のように死ぬ──というカンボジアの諺です。若者よ! 無鉄砲な生き方をするな!

Khmer Rouge tribunal faces staff resignations

遅れに遅れるポルポト裁判。原因は相変わらずの給料遅延。これ以上遅れるなら別の仕事を探す! と怒り狂う法廷関係者たち。ちなみに現在までに使った裁判費用は約150億円。今年はあと950万ドル不足。これだけ金をばら撒いて得たのはトゥールスレーン刑務所所長の有罪判決のみ。

Deadline for asset declaration looms

政府職員に義務付けられた資産申告の提出締め切り迫る! 1月31日まで。フンセン首相は既に申告済み「みんなも早く申告しろよ! 遅れたら罰則があるぞ!」。現在申告を済ませたのは62%強。汚職撲滅を目指して行われているものだが「配偶者、親族の資産は申告の必要なし」「現金は申告の必要なし」「申告リストは非公開」というわけで、実効性に疑問が……。
カンボジアの腐敗認識指数(Transparency International)は世界176カ国中157位。米国国際開発庁(USAID)の推計によると、賄賂に消えるお金は毎年3億500万ドル。

Former newspaper vendor succeeds as actress

新聞の売り子から女優へ──。14歳まで新聞売りをしていた少女、ダンス教室に通い出したことがきっかけで映画デビュー。現在はテレビでも見かける人気者に。

Teens scared straight over T-shirts

バッタンバン発。某ポップ歌手のプロモーションでドクロマークTシャツを量産。スタッフ全員お揃いで町を闊歩していたところ、新手のギャング団かと勘違いした警察が全員逮捕! カンボジアの警察には冗談が通じません。

A society oblivious to rape

インドの集団レイプ事件を受け、カンボジアにおけるレイプ事件を振り返る。売春婦と交渉。ホテルに連れて帰る。ありとあらゆる調度品の陰に隠れていた仲間が現れ、恐怖の集団レイプ……。あまりに良くある出来事のため、ほとんどの場合、事件にすらなりません。”kbal nak na、saok nak noeng” (誰かの頭、誰かの髪)──見て見ぬふり──というクメール語の言い回しです。
(抄訳・本因坊)



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