ランジェリーショップでプノンペンの未来を語ってみた

木村五兵衛がランジェリーショップに突撃取材敢行! 姉ちゃん、何色のパンツ?

女性用下着といえば、その名の通りあれやそれを覆い隠す魅惑の布切れでありまして、イケメンか変態でない限り、男には全く関係のないものでございます。

拙者も関係ない人生を歩んできたわけですが、今回わけあってプノンペンにチェーン展開するランジェリーショップ “Minoshe” に行って参りました。

お店に入る前から、ちょっとここでは書けない不潔極まりない妄想で頭がモヤモヤ、心臓が口から飛び出しそうなほど、無駄に緊張しておりました。

万一、取材中に鼻から内臓が飛び出したときのため、ポケットにティッシュを詰め込みいざ突入。ドアを開けた瞬間、女性店員の視線がガスッ、ガスガスッ! 音を立てて突き刺さります。非常に気まずい雰囲気です。

しかし、日本男児たるもの怯むわけにはいきません。ひとつお笑いを……

「私、オカマなの──」と裏声で話しかけるも無視、ますます気まずい。

店内にはそれはそれはムフフな、じゃなかった可愛らしい下着でいっぱい。隅にはクマさんの描かれたネグリジェもあって、私のクマさんも……おっと、失礼失礼。調査調査。

商品は平均30ドル前後、セール期間中で三つ買うと50%引き、二つだと30%引きなど、派手に値引きをしていました。エロ下着の類は置いてないようです。

この下着屋さん、もともとはマレーシアで展開する外資ですが、カンボジアでは人気ポータルサイト “Sabay” グループの会長の奥様がオーナーです。系列の子供服屋さんと共通の割引カードもあります。

プノンペンの女子に独自調査したところ、約九割半の女性が市場で下着を購入しているとのこと。値段はここの約五分の一。庶民にとってはこれでもまだ敷居が高いようですが、じきこれが普通になるでしょうし、普通になれば、上下同系統の下着を着けたお姉ちゃんが見られる日も近いでしょう。

もうちょっとの辛抱です。頑張れ! あれ、俺なにしに来たんだっけ?
(文・木村五兵衛)

Minoshe

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