極北のプノンペン・モーターショウ開幕! いつの間にか閉幕!

モーターショウが華々しく開催。カンボジア自動車業界の今後を占う催しです!

と思ったら……。ま、ある程度予想はしていましたが、気温30度オーバーのなか、寒々としたチケット売り場の様子に絶句。いやな予感を噛み殺しながら2ドルの入場券をゲット。入ってみると、客らしい客が皆無です。悲しいほど皆無です。

出展メーカーをざっと挙げると──。メルセデス、BMW、ランドローバー、フォード、そして中国のトラックメーカー二社、なぜかピアジオ(ベスパ)、日本勢はホンダとスズキ、ISUZUも出展。以上です!

会場隅の飲食コーナーにはファーストフード系の出店がズラリと並んでいましたが、客入りは写真で御覧頂いた通り。隅っこのほうでキャンギャルと思われる集団が虚ろな表情で昼食をとっておりました。

モーターショウの醍醐味といえば、普段縁のない高級車のドライビングシートに腰掛け、ニヤニヤしながら束の間のバーチャルオーナー気分を味わうことですが、車のガードも中々堅く、ちょっと座らせてくれよ。とは軽々しく言い難い雰囲気。

意を決してランドローバーには潜り込み成功した我々ですが、メルセデスのブースに至っては周りが柵で囲われ、白人の係員が仁王立ち。「貧乏人入るべからず」オーラが半端ではありません。

結局、一番まじまじ見たのは会場の駐車場に停めてあったポルシェ・パナメーラ・ハイブリッドだったりして。期待していたキャンギャルも水準以上は四人弱。中国トラックのブースにいた関脇みたいな姉ちゃんが一番印象に残ったみたいな、そんなイベントでした。

我らがトヨタは参加してませんでしたが、もしかしてやってたの知らなかったりして。
(文・クーロン黒沢)



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