ナショナルトレーニングセンター完成! 開所式のフン・セン首相写真集

タケオ州にナショナルトレーニングセンター完成! 開所式が行なわれました。ここでもフンセン首相は大人気!

6月18日、タケオ州のバティ地区に完成した「カンボジアフットボールトレーニングセンター&アカデミー」の完成記念式典が行われ、設立を支援した国際サッカー連盟(FIFA)からも来賓がありました。

朝7時、会場には農村部から大勢の観衆が動員され、プノンペンからも大型バスで多くの人々が駆けつけました。

そのせいもあって、会場に続く一本道は大混雑。要人の車列も詰まり、式典開始が遅れるのではと心配しておりましたが、最後の最後にフンセン首相がなんと空からヘリコプターでド派手に登場。想像の斜め上を行く首相、素敵過ぎます。

首相、颯爽と降り立つや、観衆に駆け寄りアイドルばりの笑顔を振りまきます。事前情報によると、泣く子も黙る奥様も登場予定でしたが、急な都合で欠席に、残念です。

式典が始まり、来賓が次々とスピーチ、だいたい皆さん15分くらいで次の人にバトンタッチ。今日は早く終わりそう、そう淡い期待を抱いていると、大トリの首相登場!

今日もここからが長かった。喋りに喋り、1時間30分。ラスト、時間を気にしながら物足りなさそうに終了。これでも首相にとっては短い方なんですよ。

続いて、首相による施設の視察が始まります。

この施設、サッカーコート4面のほか、管理棟・宿泊棟も備えた巨大なもの。首相は徒歩移動なんてかったるいと言わんばかりに、付き人を従え電動カートで移動します。

カート乗車時も、沿道の観衆に笑顔を振りまくのを忘れないのは流石。我々報道陣は走り回ってクタクタですが、それでも首相ある所にカメラ有り。首相を追いかけ、小走りで続きます。

普段、運動不足のクマエ報道陣。一人脱落、二人脱落、最後に残ったのは拙者あわせて3人。頑張りました。そんな3人にはご褒美が、なんとメチャクチャ固かったガードがゆるゆるに、まさに撮り放題。

首相は最後に入った宿泊棟に薄型壁掛けテレビとエアコンが付いていることにびっくり。俺の家と変わらないじゃねーか! とか言って笑ってました。

カンボジアサッカー協会のソカー会長(ソキメックスグループの一番偉い人)も、この言葉に若干引きつった笑顔で答えています。そんなこんなで楽しく視察を終え、帰宅の途に着きました。

最後の最後は首相自らカートのステアリングを握り、観衆を更に沸かせます。この方、本当にエンターテイナーです。

補足情報。ここでの式典はこれが二度目。以前、ユースのリーグが行なわれたさい、ソカー会長以下、カンボジアサッカー協会の偉い人が大勢集まりイベントが行われました。

実はこの施設、日本から多額の支援金が出ており、以前は日本サッカー協会のバナーもしっかりありましたが、今回一切なし。どうしちゃったんでしょう。
(文・木村五兵衛)



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