機内食マニア : バンコクエアウェイズのヒンドゥー教徒メニューに挑戦

あんなものマズくて喰えねえよ! という人もいるそうですが、私は機内食が大好きです。

駅弁とか機内食とか、移動中の食事って風情があっていいですよね? 駅弁も機内食も大抵味はイマイチなんですが、窓の外にひろがる景色で、どんなお粗末なおかずも美味しくいただけます。

プノンペン・バンコク往復は料金の安さから大抵エアアジアを使っています。1時間の空の旅。いくら機内食が好きとはいえ、わざわざ別料金払って毎回同じメシを食うのもどうかと思い、オーダーを躊躇していました。

今回、訳あってバンコクエアでタイに行く機会があり、久々の運賃込み機内食か……と感慨に浸っていると、予約画面に機内食のオプションメニューを発見。それがまた、結構バラエティ豊かなんですよね!

てなわけで、機内食ファンのご要望にお応えして、往復ヒンドゥーメニューをチョイス。戒律上、牛と豚が食べられないヒンドゥー教徒のためのメニュー。インド人でなくても、山羊髭がなくても、オーダー可能です。

搭乗日、緊張の面持ちで機内食を待ちます。しばらくするとCAが「ヒンドゥー?」と確認してきました。眉間に皺をよせ、重々しく頷き返します。どこから見てもヒンドゥーには見えない私に、彼女は戸惑いの表情を浮かべていました。隣の席のおっさんも「?」という顔。そして……。

朝食メニューはチャパティとカレー風味のコロッケ。ほうれん草のペーストを使ったサモサ。ヘルシーです。で、帰国は午後便。もちろんヒンドゥーメニューで、朝より若干ボリュームアップなチキンブリヤニ。どちらも美味しく頂けました。

来週は本サイト記者・木村がイスラムメニューに挑戦します!
(文・クーロン黒沢)



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