真夜中のバンコク 買春親父の記録ノート:岡本朋久

鬼才・岡本朋久シリーズ。電子書籍だからできた壮大な実験作品!

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バンコク・中華街の東端。瘴気漂う7月22日ロータリー。

ロータリーのたもとにそびえる「台北ホテル」は、ヤワラー界隈でも数少なくなった由緒正しき三流旅社。この煤けきった木賃宿に20年あまりも滞在し、私小説を書き続けるひとりの日本人がいる。岡本朋久。人呼んで岡本先生である。

先生の人物像について詳しく知りたい方は、移住促進情報誌【シックスサマナ】第7号の特集記事を参照いただくとして──

何時いかなる時も、常に一冊のノートを携帯する岡本先生。

年季の入った旅行者の間で「岡本ノート」と呼ばれるそれは、その日の家計簿、朝昼晩の献立、吸ったタバコの本数をはじめ、ぼやきから4コママンガ、自作の歌詞まで、全ての「思考」が記録された、いわば岡本先生の脳のコピー。個人情報の塊である。

中でも興味深いのが、膨大なコンテンツの渦に度々見られる不思議な「表」だ。
日付とともにタイ人と思われる女の名前が箇条書きにびっしり並び、余白は暗号めいた数字や記号で埋め尽くされている。

「これね、SEXのスコアブックです」

先生がどんな女に幾ら払い、何回出し入れしたか、サービスの内容まで、この表を見るだけで全てがわかる。分かって、それがどうした? と訊かれれば答えに窮するが……。

人生の半分近い時間を費やし、やや偏執狂的に記述されたデータの山。今回、閲覧を許された膨大なバックナンバーから3冊のノートを選び、合冊し、電子書籍化に成功した。数字と記号で表現されたひとりの男の生き様を、どうか存分にお楽しみあれ! アマゾンにて絶賛発売中!

初版特典:岡本先生厳選。夜のヤワラー女性写真集付き

著者:岡本朋久
1960年生まれ。茨城県出身。日本大学文理学部哲学科卒。80年代からタイ・バンコク在住。中華街の安宿・台北ホテルに隠棲し、愛とセックスと数字をテーマに、40作を超える赤裸々な私小説を書き散らした、知る人ぞ知るアジアの文豪。

これまでタイ人とセックスした回数を3169回と即答するなど、数字へのこだわりは常人を超越。
常に秘蔵のノートを携帯し、性行為の回数だけでなく、身の回りの森羅万象を何もかも残さず書き込んでいる。

【真夜中のバンコク 買春親父の記録ノート】初回購入特典。巻末のURLをタイプすると、岡本メドレーがお聴きいただけます。衝撃的にヤバイです。





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