ボブの絵画教室「ほーら、簡単なんだ」「だから簡単でしょう!」「もうほら簡単」

s-0106 体調が悪い……。ゲームばっかやってるからだろうか。

「大げさだな、そんなことあるかよ!」というかん高い声が聞こえてきそうだが、仕事の絡みで気が遠くなるほど沢山のゲームをやり続けている。

 この間、サブマシンでは「NHKスペシャル・電子立国・日本の自叙伝」をエンコーディング。これは五年以上前、友人が大金出して買ったレーザーディスク版をVHSにピーしてもらったものだが、そろそろカビて死にそうなのでハードディスクにバックアップ。新電子立国もシリーズ全部持っていたが、戦時中に紛失。誰かなんとかして!

 あるメールのやりとりにて「油絵をやっていました」と言われた。油絵といえばむかーし、BSで放送していた「ボブの絵画教室」を思い出す。

 赤毛のアフロ・ヒゲにくたびれたシャツ・そして中年太りという70年代から拉致されてきたような冴えない男(白人)が登場。彼の名は「ボブ」。

 アメリカンなジョークを飛ばしながら(半笑い調の吹き替え‥‥)たった30分で一枚の絵を完成させてしまう驚異のシリーズ。
 毎回目が離せず、ボブのやつが「ほーら、簡単なんだ」「だから簡単でしょう!」「もうほら簡単」と呪文のように簡単簡単言うものだから、まだ発情期だったわたしもすっかり洗脳され、放送四日目には新宿の世界堂に油絵のセットを買いに走っていた。

 で、ボブの言う通りやってみたら、出来はともかく本当にそれらしい絵が描けて大満足。だけど部屋は臭くなるし、あっちこっち飛び散るし、掃除も大変なので速攻で画家の道を断念することに‥‥。

 ついでにインターネットで久々にボブの名を検索、日本国内でもあの番組に思い入れのある人が沢山いることを知らされた。彼の故郷(多分)アメリカでもそうみたいで、ハロウィーンでボブの物まねをしている毛唐の写真を発見。
 ボブ・ロス本人は既に死去しているそうで、芸術と深く関わる男だけに、LSDとかそのへんが原因で死亡したのでは‥‥。とさりげなく妄想が膨らんで仕方ない。さようなら、ボブ。



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