カンボジアの素:ドキドキ市内観光
この記事は90年代にミニコミとして出版したガイドブック「カンボジアの素」に書いた記事を復刻したものです。後年、情報を追記したりしていますが、全体的に古すぎ、記述が攻撃的で、正確ではありませんので、読んで懐かしむ程度でお願い致します。
ここ1年(94年)に聞いた、カンボジアで危険な体験をしたという談話では、シェムリアップへ行くボートで、突然森の中から発砲されたりしながら、近くの村で一晩泊まる事になり、その真夜中、またしても発砲に会い、ボロ家で明かりもつけずに夜を明かしたとかいう、女の子の話しが一番ヘビーだった。キャピトルのノートに書いてありました。
私はというと、キャピトルで出会った日本人3人程で夜11時過ぎに日本橋と言われる日本の援助で作られた橋を見にいった時、橋の前にいたライフルを持った警官が、私達の背後を200m程ついてきたたとき、こわかったです。後ろを振り返らず、走らずジリジリ歩いていた時は、冷や汗もの。だって同行した2人の日本人は白装束に身をつつんだオウム真理教みたいな怪しい人だったし。政府にとって「橋」は特別な存在みたいです。
他に、ポリスメンの写真を撮ろうとした時もちょっと緊迫した。バイクタクシー兼ガイドの兄チャンは「撮っ
ても大丈夫」とか言うので、ポリスメンに向けてカメラを構えたら、バイク兄ちゃんするする逃げていくんだもの。私も慌てて走ってバイクを追いかけ、「本当に撮っても大丈夫なのか?」ともう一度念を押してからまた構えたら、やっぱりスススとバイクは発進。
ポリスメンは睨んでくるしで撮影は断念。なにかやぱいものを撮るときは、自分の安全を第一に考えましょう。(1994・下条)
(文・アジアの素編集部)