カンボジアの素:シアヌークビルへ行こう

この記事は90年代にミニコミとして出版したガイドブック「カンボジアの素」に書いた記事を復刻したものです。後年、情報を追記したりしていますが、全体的に古すぎ、記述が攻撃的で、正確ではありませんので、読んで懐かしむ程度でお願い致します。

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コンポンソムはプノンペンの人が休日に気合いを入れていく唯一といって良い観光地。そのため、コンポンソムとプノンペンをむすぶ国道4号線は、土日になると家族連れの暴走車があちこちで事故っている。

途中(240キロ)、まともな病院はひとつもない。中途半端に事故ってしまったときのため、自決用の毒薬を持参するべきかもしれない。

気をとりなおして。コンポンソムへ向かう交通手段の定番はバスである。中央市場近くのバスターミナルから30分置きくらいで発車。全席指定。3ドルくらいでエアコンつきの快適な旅。たまに横転したりしているのがちょっと心配。

バス以外の行き方では、乗り合いタクシー。列車(所要10時間くらい。問題外・マゾ向け)などがある。どちらもお勧めしない。で、葉っぱをキメながら音楽ガンガンかけて行きたい。という人は、タクシーチャーターするという手もある。でも、金すてるようなものだと思います。

バスの場合、途中で提携しているあんまり美味くない食堂での強制休憩がある。でもって体力のある人は自転車でもOK。片道8時間あれば余裕で着くだろう。レンタルバイクで行く人も珍しくないが、距離があるのでカブだときつい(尻も痛くなりそう)。

遊びに行く地元民の車以外にも、ダンプとかガソリン満載の大型トレーラーなどが行き来しており、牛とか人間とかボールとかアヒルがガンガン飛び出してくるので、運転に集中しないと死ぬ可能性高い。(2004)

コンポンソムについたら、レンタルバイクを借りると便利。一日5ドル程度。ガソリンはすぐ入れること。プノンペンと比較して交通量が少ないので、運転が下手な人もまあまあ安心。(2004)

プノンペンからレンタルバイクなどで行くとき、ヘルメットは必須。安全のためだけではなく、虫が目の中に飛び込んできたり、熱風や排気ガス(交通量は激しい)の直撃から顔を守るため。(2004)

ホテルはプノンペン並みに選べる。但し、カンボジアで連休にあたったりすると、地元民が金に糸目をつけずに大勢やってくるので(旅行に対する気合いが違うから)良いホテルは満室になってしまうし、ホテル側が値段を吊り上げたりすることも。

カジノ付きホテルはカジノでチップを交換すると割引になったり無料になったりするが、そのぶん人気があって部屋がとれないことも珍しくない。

安宿は港側。マルチンダという老舗のゲストハウスを中心に毛唐があつまり、カオサンみたいなムードがちょこっとだけ体験できる。コンポンソムには一軒だけコンビニがあるのだけど、コンビニを頻繁に利用するような人は、マルチンダからだとちょっと遠くて途中に暗い道があるので、市場近くの中級ホテル(10 ドル-20ドル)に宿泊したほうがいいかも。(2004)

市場の近くには置屋街やマッサージ屋やディスコ・カラオケなど、色々不健康な遊び場も多く、安い現地食堂も集まっている。夜遊び場所に不自由することもなく、近頃治安が若干悪くなってきている
という話もあるが、プノンペンと比較すると全然怖くない町。というのが正直なところ。(2004)
(文・アジアの素編集部)



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