カンボジア警官 VS 荒くれ落武者

最近、プノンペンの交通取り締まりが大変厳しい……。といっても日本に比べりゃヌルヌルだけど。信号無視すると物陰に隠れていたお巡りが飛び出してきたり、姑息というか、連中も頭を使うようになってきた

もちろん、結局は金である。まれに行われる大規模な検問のときなどは渋々領収証などくれるが、それ以外。少人数のチームで取り締まりを行う青服警官は、なんだかんだ難癖をつけ小銭をせびろうとする。外国人相手には更にその傾向が強い。

時には上の動画に出てくる飯野賢治似の男みたいに、時代劇のクライマックスみたいな大暴れをしてみたい──と思うこともあるが、やってしまうと上の動画と同じオチになるのでガマンガマン。カンボジアで運転時、注意することは下記の通り。

・(バイクの)ノーヘル
・シートベルト。最近うるさい。
・車もバイクも昼間はヘッドライト点灯禁止
・古いナンバープレートはタカられる(未だ旧式プレートをつけた車が多い)
・その年度の税金ステッカーが無いと、交差点で因縁をつけられる。
・黄色信号で交差点に突入するとタカられる(黄色は停止、が奴らの主張)
・一方通行逆走(超能力者でもわからないような所に進入禁止の標識が……)

こんな感じかな。お巡りとなるべく目を合わせない。心当たりがあるときは交差点で止まらない(手前で信号が変わるのを待って突っ切る)。もし捕まって難癖をつけられたときは、いつもニコニコ、でも非は認めず、慌てず、騒がず、のらりくらりと交渉するのが基本。

バイクで2000リエル、車で2〜3ドル。現地人の「心付け」はこの程度かと思われます。過去には乗ってたバイクをヘッドライト点灯容疑で止められ、50ドルくらいとられちゃった日本人もいるので、2000リエルまで値切るのは大変なことだと思いますが……
(文・クーロン黒沢)



“カンボジア警官 VS 荒くれ落武者” への7件のフィードバック

  1. 白沢 より:

    いいところのお坊ちゃまだから、手出しはできないさ。
    警察のボスが3ケツして、署に着いたらお父さん呼んで釈放さ。

  2. コンタイ より:

    撃たれんのか、こいつ?

  3. えーちゃん より:

    レンタルバイクはどうなんですかね、禁止なんですか?

    5ドル払えばすぐ解放してくれますかね・・・?

    この人達と交渉してる時間が勿体無いので。

    • 黒沢 より:

      レンタルバイクは禁止ではありません。でもレンタルバイクは別の不安要素があるんです。

      バイクで5ドル出せば7割の確率で即時解放と思われます。
      でもそれで味をしめた交通警官がいっそう腐ることが予想されるので、
      もうふた声、値切っていただきたいものです。

  4. ポルポト より:

    案外、この警官たち弱いのね
    落ち武者に引いてるじゃん
    カンボジアの警察ってリンチするイメージしかないのに・・・

    • 黒沢 より:

      撮影してるから大人しいのかも。なぜなら、反抗的なおっさんを警棒で滅多打ちにする交通警官を見たことあるから。

  5. Defekt より:

    その昔、荻窪の商店街で外人と待ち合わせしてアレをナニしてたら、物陰に隠れていた私服警官(高木ブー似、いとうせいこう似)の二名にがっちり両脇を掴まれ、有無も言わさず連行されたことがありまして。
    コップの野郎のセコさは万国共通みたいですね・・・

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