非純正インク訴訟:二審もキヤノンが完全勝訴

自社製プリンター対応の非純正インクカートリッジを販売することは特許権の侵害だとして、大手精密機器メーカー「キヤノン」(東京都大田区)がインク販売会社「エステー産業」(中央区)など6社に対し販売差し止めなどを求めた訴訟の控訴審判決で、知財高裁(塩月秀平裁判長)は8日、ほぼ全面的に販売差し止めを命じた1審東京地裁判決を支持、6社の控訴を棄却した。

おおおお、キヤノンのインクジェットを愛用する私には実にバッド・ニュース。まっ、私の場合は主に詰め替えばかりで、互換カートリッジってのは使ったことないんですが……。

その詰め替えにしたって、一昨年買ったMP610のカートリッジは透明で残量が一目瞭然だったのに、最近買ったMG6130シリーズのカートリッジは嫌がらせで真っ黒に塗ってあるため詰め替えのタイミングが非常に掴みにくい。こういう地味な嫌がらせをされるとムカッと来ます。

そのほか、日本には「インクをケチるためのソフト」なんてのもあるらしいが、アジアでは詰め替えなんて面倒くさいことははなからせず、冒頭写真みたいな「インクサーバー」を搭載したプリンターが普通に売られてます。

これだと、横のタンクにインクを注ぐだけなので非常にラクチン。直接パイピングされてるだけに、何か不具合があったときとか、長期間プリントしないときなど若干不安だけど、日本でも細々と販売されているようなので、興味のある人は使ってみるといいと思う……が、品質を保証するものではありません。サイトの日本語、すげー変だし。
(文・クーロン黒沢)



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