本因坊セレクト : 今日の視点 マレーシア出稼ぎ家政婦、無情人生

シックスサマナ記者、本因坊がセレクトした今日のカンボジアを映し出すとっておきニュース!

Horrifying tale all too familiar

カンボジア人出稼ぎ家政婦、マレーシアへ送り込まれる → 例のごとく雇い主から激しい虐待 → 逃亡 → 誘拐 → 監禁 → レイプ → 関係当局は知らぬ存ぜぬ──。現在はレイプ犯の子供を身ごもり、カンポット州の片田舎でひっそり隠遁生活。稀な事件ではなく、頻発する社会問題。マレーシアのメイド虐待はカンボジアだけでなくインドネシア人にも多数の被害者がおり、インドネシアはマレーシアへのメイド派遣を禁止しています。

From Alibaba, a Trove of Cambodian Treasures

中国の大手卸売サイト「アリババ」カンボジアの資源を叩き売り。カンボジアで登記された二万を越える怪しげな会社がアリババに登録。「農地売ります」「ゴム園売ります」「鉱山開発権売ります」「川砂利売ります」等など、グレーゾーンの取引ばかり。

中国・タイ・ベトナムの会社が、遺跡レプリカ、メコンの川砂利など、カンボジア製品であることを伏せて販売する例も多い。近頃の流行は「黒髪売ります」。ブローカーがカンボジア全土をめぐり、黒髪を買い漁っている。ポニーテールひと房・85センチのロングヘアーが80ドル。

参考 : クリス・ロック監督のドキュメンタリー映画「グッドヘアー」

黒人コメディアンのクリス・ロックは娘から「わたしの髪はチリチリで嫌。グッドヘアーになりたい」と言われショックを受ける。そうか、テレビを見ても、町を歩いても、アフリカ系アメリカ人の女性の髪は、ビヨンセもナオミ・キャンベルもミッシェル・オバマも、みんなサラサラ。オレが子供のころはみんな爆発したみたいなアフロヘアーだったのに! あのアフロヘアーはどこ行ったんだ? 女たちはいったいどうやってあんなサラサラ・ヘアーをキープしてるんだ?

クリス・ロックはこれまで興味もなかったアフリカ系アメリカ女性のストレート・ヘアーに隠された恐ろしい秘密を知ることになる。そこには数十億ドルの巨大産業と、世界中から集められる黒髪、知られざる黒人搾取の構造があった!
(文・本因坊)

グッドヘア 予告編



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