カンボジア生活の友・寄生虫。ペットにいかが?

生野菜、生春巻、クィティオの薬味、忘れた頃に、あなたのお尻からおぞましいモンスターが!

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何でも食べる貧乏人め! と蔑む前にひとこと。私だって食事場所を選んでますよ。バッチそうな店は避けるし、生ものには特に気をつけています。それでも年に一度はトイレで雄叫びをあげてしまいます。こ、こ、これは!

そう、寄生虫です……。あまりにおぞましすぎるので画像は出しませんが、最大で1メートル近いきしめんみたいのが出てきたこともあります。このときばかりは前例がないほど取り乱してしまいました。

日本じゃまずありえませんが、ここでは特に珍しいことじゃありません。

年に二回、虫下しを飲んでお腹の大掃除するローカルはざらです。屋台のみならずレストランだって、きっちり野菜を洗う店はごくわずか。テキトーにチョチョッと洗ってハイ終了。特に安めの店で加熱してない野菜だの薬味を食べるときは覚悟しましょう。まあ、死にゃしませんけどね。

サナダ虫は人間の体内に住み着くと一日100万個前後の卵を産み、宿主の栄養を横取りします。そのためダイエットのためにサナダムシの幼虫をわざわざ飲み込む人もいるそうで……。

他にも、アレルギー反応を抑える成分をじわじわと分泌し、宿主のアトピー・花粉症などの諸症状を軽減させるのだとか。己を排出させないための知恵ですが、まさに共生ですね。心持ち飼っておいてもいいような気がしたりもして、悩みどころです。

退治するなら病院で……。虫下しを数日飲んであっさり終了ですが、ローカルは病院なんて行かず、薬局で買った虫下しを勝手に飲んで勝手に終了。皆さんは真似しないようにね。

度数の高いお酒を一定量飲むと、腸内の寄生虫がラリって出てきてしまう──なんて噂もありますが、都市伝説の域を出ない話ですから、とりあえず病院行きましょう。ねっ
(文・クーロン黒沢)

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