もみ殻エネルギーでバイオマス発電 日本式精米所が運転開始

日本の技術を利用した無電化地域での精米所実証試験。いよいよ始まりました!

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日本の独立行政法人、新エネルギー産業開発機構(NEDO)がカンボジアで進めていた、バイオマスエネルギー実証開発プロジェクトのサイトが完成。3月20日に運転開始の記念式典が催されました。

今回完成した大型精米所は、カンボジアの民間会社 “Sok Keo Import Export Co.,Ltd.”が所有するもので、プノンペンから車で約一時間のタケオ州にあります。式典にはソッケオ代表取締役、カンボジア鉱工業省のスイセン大臣、NEDOから古川一夫理事長が参加。スイセン大臣と古川一夫理事長が、今後、同システムの普及と技術者育成支援についてのMOU(覚書)を交わしました。

本プロジェクトは、精米所で「もみ殻」を燃焼させた際に発生するガスを用いた発電システムの導入。省エネ高効率高品質の精米、精米廃棄物であるもみ殻を炭化させ、土壌改良材である「もみ殻くん炭」を生産。これを農家に還元するという三つのベネフィットが目的です。

プロジェクトには大手農業プラントメーカー「ヤンマーグリーンシステム」「環境総合テクノス」のほか、もみ殻くん炭化炉導入に、バイオマスリサイクルプラント分野において実績を持つ「関西産業」が参加しています。

もみ殻発電を用いることで無電化地域における精米所の独立操業が可能となり、余剰電力を周辺農村に配電することも可能に。インフラ整備の遅れているカンボジア農村部への貢献にも繋がります。詳細はNEDOのプレスリリースをご覧ください。
(文・木村五兵衛)

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