どろどろ市場探検 : プノンペン最大の中古携帯マーケットに潜入

プノンペンで中古ケータイ・スマホ・タブレットを探すならここ! 怪しい品質、胡散臭い仕入れ!

「先週、強盗に携帯電話ひったくられちゃったよ!」
「ご愁傷様。あそこに行けば見つかるかもよ」

10年前のプノンペン(今も?)、上記のような会話がごく頻繁に交わされていました。「あそこ」とは、かつて市郊外に存在した中古携帯電話市場、通称「プサー・チャオ(泥棒市場)」です。

強盗やひったくりが戦利品を売りに行く場所としてローカルの間で有名。日本人被害者も少なからずいたのか、10年前にも日本でしか使えないドコモとかauの携帯が普通に売られていました。

時は流れ、泥棒市場一帯は再開発の憂き目に。お店は揃って市中心部の巨大結婚式場「モンディアルセンター」敷地内に移動。今はここが中古携帯の牙城。昼なお薄暗い建物に、中古スマホ・携帯・タブレット屋、アクセサリー屋、修理屋、アプリ屋、部品屋などが、かつてない集積度で軒を連ねています。

中古屋とはいえバカにできません。最新の品薄モデルをダメ元でリクエストしてみると、素知らぬ顔で机の下からハイどうぞ──と出てきたりします。あちこちで人相の悪い二人組、三人組が端末を売っている姿を見るに、なかなか奥が深そう。

値段は付属品の有無や状態により高かったり、安かったり──。動作確認は超念入りに!
(文・クーロン黒沢)

Klaing Rumsev Market

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