本当に貸す気あるんですか? プノンペン不動産巡り

プノンペンには「貸し家」「売り家」が山ほど点在。自分で探すのも面白いですよ!

山ほどあるんですが、これがまた「本当に売ったり貸したりする気あるの?」と思わざる得ない怪奇ハウスが多いのも特徴です。写真をご覧ください。まるで「一家八人惨殺現場」みたいでしょ?

新居のテレビをつけたら貞子が出てきそうなこれらの家。とっても不気味ですが、貸主、売主は悪気があってやっているのではありません。考え方が我々と少し異なるだけです。そう考えましょう。

「キレイにしてから貸す、売る」という考え方がまだ一般的ではないため、家は使い込んだ状態の現状維持でトレードに出されます。

間取り図、その他の資料はありませんので、気になったら私のように、家の前に貼られた電話番号明記のプレートを撮影。大家に電話で直接連絡を取り、値段を訊ねるなり、中を見せてもらう約束をとりつけます。参考までに、写真一軒目の家は「貸し家」、二軒目の白い家、もといねずみ色の家は「売り家」です。

プレートはカンボジア語のみ表記されるケースが大半なので、表記の違いをなんとなく覚えておきましょう。

売り家にかかわる詐欺事件も少なくありません。本来の大家ではなく、第三者が自分の携帯番号を明記した「売り家」プレートを目ぼしい空き家に取り付け、電話してきたカモに激安価格を提示。とりあえず手付金だけでも──という手口。

家を買う人はそれなりにまとまった金をプールして金銭感覚がおかしくなってますから、意外と引っかかるケースも多いです。

他にも言いたいことは色々ありますが、スペースがないので機会があればまた。
(文・クーロン黒沢)



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