2013総選挙 : 野党救国党 サム・ランシー氏が遂に帰国

カンボジア救国党。フランス亡命中だった党首山田五郎──おっと、サム・ランシー氏が帰国!

カンボジアの最大野党、救国党党首で海外亡命生活を送っていたサム・ランシー氏が、昨日19日ついにカンボジアに帰国を果たしました。おめでとうございます!

ベトナム国境地帯の杭を引っこ抜いたとか抜いてないとかで、政府の逆鱗に触れたが運の尽き。国会議員の不逮捕特権を剥奪され。警察から追われる身に……。

フランスで長い亡命生活を送っていた氏ですが、この度、大人の事情で恩赦が認められ、晴れて自由の身に、不死鳥のごとく復活!というわけです。

この日、早朝の到着にも関わらず、空港には大勢のファン、じゃなかった支持者が駆けつけました。そのせいで、当日空港から市内に続くロシア通りは群衆に占拠され、通行不能となりました。同日、空港に降り立った観光客の皆さんはどうしたのでしょうか……。

さて、群衆の前に登場したサム・ランシー氏。長年の鬱憤を晴らすように、ゆっくりとした語り口調ながら、マイクを離さず喋りっぱなし。

ロシア通りの沿道に駆けつけた数万人の支持者に対しても、丁寧に丁寧に感謝の気持ちを表し、お陰様で空港から集会予定地まで四時間もかけて移動。

なんでこんなにゆっくりなの? 拙者、写真を撮りつつ裏手に回って納得。車がめちゃくちゃ遅いと思ったら、何と!みんなで押してるではありませんか。

ガス欠? 結局最後まで謎でしたが、皆さんニコニコとひたすら車を押します。この超マイペースなパレードで、その後のスケジュールは無茶苦茶に……。

11時開始予定の演説が始まったのは午後2時。そんなこんなで、帰国報告演説はなんと夜9時まで続き、カンボジア人記者の顔も引きつっておりました。

都市部に支持基盤がある救国党にとって、地方でどこまで票を稼げるかが選挙結果を大きく左右します。サム・ランシー氏は26日の選挙活動最終日まで、主に地方部で遊説を行う予定です。
(文・木村五兵衛)



“2013総選挙 : 野党救国党 サム・ランシー氏が遂に帰国” への2件のフィードバック

  1. おかさんこと岡田 和章と申します より:

    拝啓、毎日欠かさず拝読しております。週刊誌のほうは、4号まででて、、どこで手に入るかを、、ブログで紹介してください。私は7月30日PNHに行きます。これからも、、面白い記事を待っております。。ご苦労様です。。。敬具

    • admin より:

      アマゾンで売ってますが、キンドルが必要です。iPadとかアンドロイド端末でもお読み頂けます

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