カンボジアの尊大な女イミグレ職員に「LOVE YOU」

s-0094 昨晩、レバノン田中氏がバンコクに到着した。暇だったので、ちょうど偶然バンコクに来ていたジェラルド君と一緒にドンムアン空港まで出迎えに行った。

 田中氏の到着は深夜12時だが、飛行機が一時間遅れるというので空港四階にある気取ったパブに入り、ギネスとシンハをひとつずつ注文した。しばらくして気取ったメガネの店員が請求書を持って来る‥‥。が、税込み480バーツ。値段を見る前に、ここは僕が払いますよと財布を出したジェラルド君の顔が凍りついていた。

 黙々とビールを飲んでいると、隣のテーブルでうつ伏せたタイ人の男が目に入った。スーツ姿で携帯電話を握りしめているが、顔は真っ赤でなぜか裸足。ウーウーうなりながら高いビールをガンガン飲み干し、ときどきこっちを見てニヤリとするが、顔半分はよだれまみれ。でかい声で「氷!氷!(タイ語)」と叫び、無表情の店員が氷を持って来ると手掴みでギネスのジョッキに放り込み、それだけじゃ飽きたらず口に放り込んでバリバリ食ったりしている。いっそこの場でウンコでもして、このくそパブをグチャグチャにしてくれ! とテレパシーを送ってみたが、届く前に田中氏の乗った飛行機が到着した。

 その後、乗ったタクシーが追突されたり、道路が血まみれだったり、田中氏が某ホテルでチェックインしている最中、後ろからロシア人専門のポン引きに声をかけられたりしながらもタイ最後の夜が終わり、翌朝プノンペンへ。

 プノンペン行きバンコクエアウェイズのスチュワーデスに日本人が一名いるのは周知の事実。恥ずかしい本を読んでいたので、日本人らしき乗務員が通る度にページを伏せたりしてみたが、実は日本人だと思っていたのがタイ人で、100パーセントタイ人だと確信した女が日本人だった‥‥。

 さて、プノンペンのイミグレには女性の審査官が増加中。わたしが並んだ列も係官は女性で、しかも愛想が悪く尊大な女だった‥‥。散々待たされパスポートを出したとき、彼女の死角にそっと貼り付けてある名刺大のメモを発見。見ると勃起したチンコの絵とともに「LOVE YOU」と書いてあった。いい話と思いませんか? 待たされた不満も何も、これ見て吹っ飛びましたよ。



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