カンボジアの素：タクシー

この記事は90年代にミニコミとして出版したガイドブック「カンボジアの素」に書いた記事を復刻したものです。後年、情報を追記したりしていますが、全体的に古すぎ、記述が攻撃的で、正確ではありませんので、読んで懐かしむ程度でお願い致します。

空港以外でタクシーをひろう場合、白タクを使うことになる。利用したい旨をホテルのフロントに告げれば呼んでもらえる。基本的に借りきりとなるので料金は要交渉。

遠距離の場合は中央市場に行こう。汚いトラックや白いカムリが沢山停まっている場所がある。ここが白タク乗り場。荷物を持っていくと獰猛な客引きのえじきになる。相当精神が疲れること請け合い。
できるなら前日、てぶらで料金交渉をすませ、翌日ホテルまで決めた時間に来てもらうのがいいが、約束したのに来ないことも……。金は後払いなので、先に渡さないように。

雇うときは冷房がちゃんと作動しているか確認する事。カンボジアの道路は舗装されていない道が多いので、窓を開けておくと土埃は入ってくるわ、ディーゼルトラックの排気ガスが入ってくるわで、せっかく高い金だす意味もなく、キレイな顔も油と埃でドロドロだ。

カンボジアにはメータータクシーは皆無なので、料金は全て事前交渉だ。(2004)

中央市場のほかにも、大きな市場の近くには必ず白タクのたまり場がある。借りきりではない場合「助手席二人。後部座席に四人」がデフォルト。車に弱い現地人と乗り合わせる場合、げろまみれになる可能性大。こいつら、すぐ吐くくせに始終なんか食ったり飲んだりしてるし……。

助手席にひとりですわりたければ二人ぶんの料金を支払う。トランクは早い者勝ちなので、荷物を積みたければ誰もいない車を選ぶこと。他の客が来るまで待つことになるが、荷物を落とされることはない。(2004)

一部の僻地を除いた大部分の都市にはバスが運行している。はっきり言ってタクシーより安いし安全だし(運転が多少ていねい)、エアコンもあって快適。(2004)

追記　2008年頃からメータータクシーが登場。カローラの中国製デッドコピーの新車を使い、初乗り4000Rで空港まで5～6ドル。便利で快適だが流しのタクシーはあまり見つからない。
(文・アジアの素編集部)