カンボジアの素:ウォーターパーク
この記事は90年代にミニコミとして出版したガイドブック「カンボジアの素」に書いた記事を復刻したものです。後年、情報を追記したりしていますが、全体的に古すぎ、記述が攻撃的で、正確ではありませんので、読んで懐かしむ程度でお願い致します。
市内から空港方面へと向かう。右手にトヨタのディーラーが見えてきたら、隣の紡績工場のあたりでバイタクに金を払うと、すぐ横に「ウォーターパーク」がある。プノンペン最大の屋外プールである。
入場料(土日は3ドル・平日は半額)払って中に入ると、流れるプールにウォータースライダーとか、色々あってカンボジアとは思えない。休日は地元民が大挙して押し寄せてくるので平日を狙って行くとガラガラで貸切気分。市内でゴーゴーバー(1軒しかないけど)をのぞき、水着の女の子を見ることができるのは多分ここだけ。毛唐の姉ちゃんも時々腋毛全開で泳いでいます。
ちゃんとした更衣室やシャワーもある。中にショップがあるので水着のない人もここで買えばよい。入場料以外にロッカー代と鍵のデポジットをとられる(自分の南京錠を持参すると安心)が、そんなもんです。中には屋台みたいなのが並んでいるが、営業してるの見たことがないので、長くいるつもりなら何か食うものを持ってゆくこと。(2003)
久々に行って愕然。入場料が1ドル……。たしかもうちょっとしたんじゃなかったっけ。で、着替えようとしたらロッカールームに係員が誰もいない。鍵は係員から借りる仕組みなのでこれでは着替えられない。
掃除のババアにクメール語で説明してあれこれ騒いで10分後、水着ショップの姉さんから鍵を借りろと言われる。行って聞いてみると貸してくれてひと安心。
着替えを終えて、さあ泳ぐぞ……と思いきや、水が緑色してる!。ウォータースライダーとかは全部立ち入り禁止のひもがかかっていて半ば開店休業状態。いっこだけ泳げそうなプールがあったが、それでも水はいい感じで濁っていて、気持ち悪くて足をつける気もおこらなかった。
人はへって、前はそこら中にいた監視員も全員いなくなっていた。潰れそうな予感……。でもこんな施設、ほかに転用しようがないし、一体どうするんだろう?。(2004)
(文・アジアの素編集部)