PP隣の昼ごはん : マレー料理店の絶品トムヤム麺 | Wau Restaurant
ワット・コー近くにそそり立つ、ソフトクリームを持ち上げる観音様──ではなく、自由の女神。その名も「ニューヨークホテル」のシンボルです!
仏様のような自由の女神を横目に、建物に足を踏み入れる私。目的地はレセプション奥に新開店したマレーシア料理店「ワウ・レストラン」です。
向かいの老舗中華料理屋「潮州拉麺館」の大ファンだったもので、こちらのマレーシア料理はしばらくノーチェックでした。潮州拉麺館については後日改めて紹介するつもりですが、10年前、ぷるんぷるんに初々しかったオッパイの大きな看板娘も今や熟女ママと化し、時代の流れを感じさせてくれます。
話を戻してノーチェックだったこのお店ですが、先日知人がふらりと訪れ12000リエル(3ドル)のトムヤムクンラーメンを注文。
「美味しかったですよ。僕の中のトムヤム・コンテストでは、生涯五本の指に入る味ですね」
普段トムヤムとほとんど縁のない私。独特な辛味と酸味のハーモニーはさておき、どちらかと言えば多人数でひとつ注文して取り分ける類の料理。単品注文するほど愛してはいないので、食べる機会がありません。ですが、普段からトムヤム好きの知人があえて授与した高評価が引っ掛かり、試してみる気になりました。
恐る恐る、スープをすすります……。か、かれえ! と思う寸止めでスッと消滅する不思議な辛さ。その瞬間、酸味とエビのダシがポワァッと口全体に広がります。少し太めの麺にもまんべんなく味が絡んでおり、普段そんなキャラじゃない私が、なぜか日本語で「いけるっ!」と叫んでいました。量もちょうど良い塩梅。もちろんハラール認定済みです。
香辛料の香り漂う店内。ウェイトレスは頭にスカーフを巻いたイスラム風。おっさんは白いイスラム帽。テレビは延々マレーシアン番組を垂れ流し、プノンペンには珍しい雰囲気です。ナシゴレン、ナシレマク等の定番料理も一品2〜3ドルから。
(文・本因坊)
Wau Restaurant
7:00-21:00
G/F New York Hotel
256 Monivong Blvd., Phnom Penh
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本っ当、それ そこ、美味しいにゃ(~˘▽˘)~ またプノンペンへ行ったら”それ”食べましゅ。