年末の風物詩:カンボジア輸出入一州一品展示会 姉ちゃん少しキレイになってた
今年で七回目。カンボジアに進出を図る海外企業が自社製品を持ち寄り、ドバッとお披露目する「カンボジア輸出入フェア」盛大にスタートしました。
「カンボジア輸出入フェア」会場の中央部は日本、韓国の企業がそれぞれグループを作り、自慢の商品をお上品に展示。端の方のブースでは、ベトナム製の洗剤とか歯磨き粉とか、そのへんの雑貨屋みたいな勢いで展示・販売するブースばかりで単なる現地市場と化していました。この混沌ぶりがクメール展示会の醍醐味です。
特別割引な訳でもないのに縁日的なお祭りムードに飲まれ、両手いっぱい洗剤を買いまくるファミリー。あんたら、どんだけ洗濯するんだ? 皆さん、気をつけて!
さて、悲惨だったのは、輸出入フェアと同時開催の「カンボジア一州一品運動展示会」。地方の特産物を扱うブースばかりを集めた、意外と気になる展示会だったのですが──。わざわざ輸出入フェアと会場を別々に分けたため、入口も別々。しかもその入口がずいぶん離れた目立たない場所にあり、気が付かないまま帰宅する人が続出! 勿体無い、普段なら一冊5ドルする職業別電話帳の無料配布もしてたのに……。
立ち寄ってみると、客入りは輸出入フェアの五分の一以下といったところ。キャンギャルの類は一人もおらず、地方のしわしわなお婆さんが干し魚を売っていたりして、うちの近所のローカル市場より地味でした。
本日18日が最終日ですが、クマエ展示会のお約束。最終日はお片づけの日。どのブースも昼過ぎから撤収準備を始めると思われます。とはいえ、見本品を持ち帰るのが面倒くさくなったブースで「持ってけドロボー!」セールが始まる可能性も大なので見逃せません。
(取材・本因坊:クーロン黒沢)
カンボジア輸出入・一州一品展示会会場
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