秋田名物、ババヘラアイス屋さんをプノンペンの場末で発見!

幸せアイス、ババヘラアイスがカンボジアに上陸! 探し回ること49日。ようやく見つけたので食べました!

ババヘラアイスは秋田県発祥のご当地アイス。「ババアがヘラですくったアイス」が語源という身も蓋もないネーミングですが、おばさんがへらを駆使し、コーンの上に花を咲かせる妙技が人気です。

そんなババヘラ、プノンペンでも食べられます。持ち込んだのは「日本カトリック信徒宣教者会:JLMM」というNPOの方々。

ゴミ処理場で貧困にあえぐ女性たちに働く場を提供するため、秋田出身の写真家・高橋智史さんの提案でアイス事業が始まりました。製造とへらの技術については、牡鹿市の進藤冷菓という会社が協力しています。

そんなババヘラアイス。屋台で巡回販売しているらしいのですが、プノンペン中心部ではまず見ません。そこで南の果てのステミエンチャイに当たりをつけ、炎天下の中、延々探し回りました。

そして遂に、遂に……。水色の屋台自転車を押すババヘラさんを発見。早速購入を申し出るも、あえなく売り切れ──。でも、そこで諦める私ではありません。しつこく頼んで工場まで付いて行って、出来立てのアイスを作ってもらいました。

値段はひとつ500リエル、学校帰りの子供に大人気で1日200個は売れるんだとか。移動販売車は今のところ三台で、主に工場近辺をうろうろしているとのこと。お味は甘さ控えめのさっぱり系。少し小ぶりではありますが、本場仕込みのババヘラ技は継承されていました。
(文・木村五兵衛)

追加情報 : トンレサップ湖を8年間撮り続けた写真家・高橋智史さんが新宿のコニカミノルタプラザで写真展「湖上の命」を開催します。



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