北タイ取材記 : バイオレンス・チェンマイ その7 ワット・ドナルドダック

チェンマイに、ディズニーキャラを祀った変な寺があると聞いてやってきました!

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古都チェンマイ。おだやかで、雄大で、静かで、小鳥のさえずるイメージが浮かんでしまいますが、薄皮一枚ひっぺがすと、バイオレンスな裏の顔が見えてきます──。

チェンマイ市内にドナルドダックを祀る寺があると聞いて、早速やって参りました。

噂の寺はターペー門にほど近い「ワット・ブッパラン」。境内には東南アジアの寺でおなじみの、わけのわからないセメント像がいっぱい。セメント像大好きな私は思わず上機嫌になってしまいます。

中庭を探すこと30秒。セメント軍団の一番目立つ場所に彼はいました。どの角度から見てもドナルド。ディズニーの権力も北タイまでは届かないようで、丼の麺類を立ち喰いしていました。スープの色から分析するに、チェンマイ名物のカーオソーイでしょうか? ま、何でもいいけど……。

寺の隅では熟練の職人がセメントを練っています。新しい作品を作るのでしょうか。次は是非、ミッキーがカオマンガイ喰ってる像をお願いしたいところです。

さて、あっという間に終わってしまった寺見学。呆然と外に出ると、門の横で変なタイ人のおっさんに日本語で声をかけられました。

「日本人デスカ?」

寂しいことですが、こういう人と関わると碌なことになりません。申し訳ないけどシカトして通りすぎようとしますが、同行していた本因坊が引っかかってしまいました。彼はこの手の親父が大好物なので仕方ありません。

「私、柔道連盟のニイヤマさん、知っテル」

親父はそんな事をつぶやきながら、財布から取り出した新山さん(仮名)の名刺をさも大切そうに見せてくれました。

新山さんの名刺はご丁寧にラミネートしてあります。何が目的かわかりませんが、日本柔道連盟の新山さん、己の名刺がラミネートされ、チェンマイの片隅で声かけの道具として利用されていることをご存知なのでしょうか……。

親父を振り切りつつ、勢いで向かいの寺に入ってしまいます。名前すらわからない静かな寺。奥へ奥へ進んでゆくと、立派なトイレがありました。

手洗い場の横に、なぜか金庫が……。てっぺんに紙幣の挿入口があるところを見ると、トイレの使用料を集めるためのものでしょう。だけどここまでで立派な金庫を置く必要はあるのかなあ?

それはさておき、金庫の真上にかかった額入りの絵画。よく見るとケシ畑の絵でした。意外な場所からバイオレンスなメッセージを受信できる町・チェンマイ。油断できません。
(文・風魔の小太郎)

Wat Bupparam

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