男の食卓 : イン・シハヌークビル 納豆無限増殖法発見!
プノンペンのキャピトルゲストハウス周辺で語り継がれていた「納豆無限増殖法」。 いま蘇る!
90年代当時もすでに、高級スーパーでは日本から輸入された納豆が売っていたわけですが、2パックで5ドルとか天文学的な値段がついていました。2パック5ドルならぬ、一泊2ドルの宿に泊まる人々が気軽に食べられるシロモノではありません。
でも納豆喰いたい! できれば毎日! っと、キャピトールゲストハウスに滞在する納豆好きのおっさんが、必要に迫られある秘法を生み出したのです。
なけなしのお金をはたき、スーパーで納豆を購入。パック内の納豆を半分だけ食べ、開いたスペースに予め電気ポットで茹でておいた大豆を放り込み、1~2日常温で放置。
するとあら不思議、後入れの大豆まで納豆化するじゃありませんか。それをまた半分食べて──と無限に納豆を楽しむことが出来るというこの秘法「納豆永久機関」と呼ばれ、ごく少数の日本人に伝授されたのですが、今ではその誰ともコンタクトを取ることが出来なかったりして……。
私自身、最初に秘法を知ったときは、集まった群衆にパンとぶどう酒を無尽蔵に振舞うイエス・キリストを思い起こし、衝撃を受けた記憶があります。
無限増殖納豆
材料
・納豆1パック
・大豆250グラム
作り方
・大豆は一晩、水を吸わせておく。
・たっぷりの水に大豆を入れ、圧力鍋で20~30分程度ゆでる。
・ゆで上がった熱々の大豆に、市販の納豆1パックを放り込んでよく混ぜる。
・ビニール袋に小分けして入れ、常温で1日~1日半放置。ほんのり温かい場所、例えばテレビの上や冷蔵庫の上などに置くのがコツ。虫がつかないよう、ビニールで覆うのもポイントです。保管は冷蔵庫で。
以上、何ともシンプル。大粒・小粒の選択、発酵の進み具合は各自のお好みで。
はじめはよくある噂話のひとつかな? とも思った私ですが、今回シハヌークビルでお会いした仙人が、何を隠そう問題の秘法を受け継がれた方でした。緊張しながら秘法習得を申し出ると……。気軽に教えてくれましたよ!
「昔は俺以外にも、納豆作っていた人がいたんだけどね。だんだん面倒くさくなっちゃったみたい。ガス代もバカにならないし」
記事をご覧になった皆さん。これで皆さんも、プノンペンの伝説を受け継ぐ者になりましたよ。
(文・本因坊)
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こっちで売ってる安物の圧力鍋を使う方、どうかご注意ください。
サイバーカフェで納豆……
サイゴンでも、某不動産屋がこの手法で納豆を作り、宅配で販売していました。
カフェ広場でこの納豆が定食で食えました。
3万ドンだったかなぁ。
サイバーカフェでも、似たような納豆定食がありました。
ここのは、上におくらがのっていて、よかったなぁ。
もう、2店ともないのが、さびしい、、、
納豆菌が繁殖しやすい環境ということは、他の雑菌も繁殖しやすいわけで、
プノンペンといえど、日本にはない細菌を考えるとビビってしまうわけで。
これまで、この自家製納豆食って当たった被害者いないんだろうか…。