アマゾンとの戦い。千円のギフト券を差し上げますので我慢してください
先日、ケースがバリバリに割れたDVDを五枚も送ってくれたアマゾン。
サポートに問い合わせると「かわりのジュエルケースを差し上げますのでご容赦を」みたいなメールが届いた。
下のほうには「申しわけありません。我々の責任です。申しわけないです。失礼しました」などと、謝罪マニアも満足の謝り文句が書き連ねてある。これでわたしの精神も安定し、すべてが穏便に運ぶかに見えた。
ところが数日後、別の担当者から事務的な口調のメールが届き「海外にジュエルケースだけ送ることはできません。かわりに千円のギフト券を差し上げますので、それで我慢してください」と要求された。ううむ。千円かよ。このご時世に、千円もらってワーイワーイって喜ぶと思ってるのか?
さすがにカチンと来たので、ひとまず頭のスイッチをクレーマーモードに入れかえ、糸がひくほど粘着質なメールを送り返してやった。で、もうひとつむかついたのは「アマゾンの梱包は衝撃から荷物を守るよう考慮されているのだから、それで壊れるんだったら仕方ないでしょ」みたいな一文が、まるで捨て台詞のように記されていたことだった。
いままで注文したモノはまともな梱包で届いた。それは悔しいけど認めよう。しかし今回のDVDに限っては少量だったせいか、超おざなりな包装だった。そのへんを更にネチネチ説明し、おわりにこんな趣旨のことを書いた。
「僕は定職にもついていない駄目な男です。だからカスタマーサポートの人とメールでやりとりするのも楽しくてワクワクします。なので何万回でも何億回でも、お互い朽ち果てるまでこの件について討論しましょう。お返事待ってます。ところで彼氏はいるんですか?」
すると翌日「千円の商品券はキャンセルさせてもらいますが、かわりのジュエルケースを次回ご注文のとき一緒に入れましょう。それでいいですか?、このキチガイめ」
みたいなメールがサポート係から届いたのである。千円の商品券が消えたのは悲劇だが、これで一件落着。
たかがケースでそんなに愚痴るなよ。と言われそうだが、そうですね。日本ではまとめて捨てたりしてました‥‥。要するに気持ちの問題なのである。適当にリッピングしたらオークションで売っぱらおうなんて、これっぽっちも考えてません。売るときに傷のついたケースだとやばいからなんて、それはあなたの妄想です。
まあ、他に同じサービスしてくれる会社が存在しない限り、これからも死ぬまでアマゾンを使うことでしょう。アマゾンで働く労働者の皆さん、風邪などひかないように。