カンボジアトイレ百景 : 追跡!プノンペンのならず者たち

ローカル英字新聞「プノンペンポスト」紙上に気になる見出しを発見。臭いに負けず、追跡取材を敢行した!

「もっと、もっとトイレを……!」衝撃記事はこちらから。

More toilets needed

諸外国では公衆の面前における排尿に厳しい取締りが行われており、違反者には法的ペナルティが科せられる。衛生上はもとより、都市美化の観点からも公衆排尿行為は慎むべきである──。

しかしながらどうでしょう。プノンペンを歩いてごらんなさい。バイタクやトゥクトゥクドライバーはもとより、エーチャイ(ごみ拾い)からヤシの実売りのおっさんに至るまで、自宅のトイレと公道を勘違いしています!

数年前まで、プノンペン中心部にも手付かずの空き地が沢山ありました。それらはぶっちゃけ、路上で働く人々の公衆トイレとなっていたのですが、地価の上昇とともに、寝かせてあった空き地は次々とビルに生まれ変わり、残り少ない空白地も、侵入防止の鉄柵などでガードされるケースが増えています。路上排泄に業を煮やす市民からの苦情は増えるばかり、行政も手を焼いているとのことです。

世界25億人の人々が、清潔なトイレのない難しい状況に置かれ、それに因果して引き起こされる衛生トラブルは、回りまわってあなたの未来にも深く関わる深刻な問題。我々シックスサマナも深く憂慮しています。そこで我々は誰からも頼まれていませんが、自主的に現状調査を行いました。

まずはプノンペン・立ちションのメッカと噂されるオリンピックスタジアム脇で観察開始! わずか30秒で一人目を捕獲。幸先の良いスタートです。

それからほぼ途切れることなくショーは続き、僅か30分の間に14人の男たちが現れては消え、現れては消え、余剰水分を出して行きました。実に二分に一人の割合です。現場には異臭が立ちこめ、長年毒液にさらされたスタジアムの鉄柵は成分に負け、下半分だけ朽ち果てている始末です。

目の前でカメラを構えているのだから、本来もっと恥ずかしがって欲しいところですが、彼らは悪びれず、実に堂々としています。

私も人間ですから、移動中の尿意は何度も経験があります。そんなときはガソリンスタンドやコンビニのトイレを借りればよし。観光名所がいまいち少ないプノンペン。この忌まわしき光景が新しい観光名所にならないことを祈りつつ、次回は公衆トイレ事情についてレポートします!

閑話休題、女性の立ちションは一回しか見たことないのですが、皆さんどうしてるのかな?
(文・木村五衛兵)



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