プノンペン耳寄り情報:ソカーホテルと第二日本橋計画
プノンペンの川向う、廃墟のように佇むソカーホテル(ローカル資本の高級ホテル)建設現場。
現地新聞の記事から結論を先に申しますと、ソカーグループは第二日本橋の完成後にあわせ、ホテルをオープンさせる予定だそうです。
いまのところ、トンレサップ川対岸へのアクセスは、日本政府の援助で20数年前に開通した片側一車線のチョロイチョンワー橋(日本橋)のみ。
少し前まではコレで充分でしたが、ここ5〜6年の間に川向うの開発が進み、朝夕はバイク・車の大渋滞。なんとかしなきゃ……ということで現在、日本橋と並行する新しい橋を建設中。
こちらの新しい橋は中国の援助によるもの。工事現場に掲げられた完成予想図を眺めると、日本橋も含め、全部ひっくるめて中国が作りました! みたいな絵柄で日本人なら少々イラっと来ます。
「中国橋」は2014年後半に開通予定ですが、例によって工期は延び延び。この橋が完成しない以上、急いでホテルをオープンした所で客のストレスが溜まるばかり。ソカーさんもその点を踏まえ、のんびり工事を行なっている模様です。
このグダグダな間に設計プランも若干変更されました。当初、客室数798を予定していたところ、コンドミニアム販売ブームに乗った形で、客室数458。残りをコンドミニアムとして分譲するという話も聞こえてきました。さすが、儲け話には敏感ですね。
(文・本因坊)
ソカーホテル建設サイト
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