プノンペンに結膜炎流行中！ 私もなっちゃいました……

今、プノンペン市民20人集めたら、1人は目が真っ赤っ赤。皆さんも手洗いは忘れずに！

先週、知人の日本人が流行性結膜炎に倒れました。倒れたって言っても、一週間で復活したんですけど、密かに流行中という噂を耳にした矢先、私もまた！

昨日夕方、突然左目がゴロゴロしました。あっ……。と思ったのですがもう遅い。ホコリまみれの裏道を走りながら、胸騒ぎを鎮めます。

いやーな予感を覚えながら知人のお宅で夕食をご馳走になりました。談笑中も左目ゴロゴロ。目やにと涙が止まらず、まともに談笑もできない状態で、これは結膜炎と確信。

マズイ、マズイと思いながらも開店中の(まともそうな)薬局が見つからず、その日は帰宅。鏡を見ると左目が真っ赤っ赤。翌日(今日)は頭の中が熱っぽく、動くに動けません。左目は腫れて別人になったような気分です。

ネットで軽く調べると、ウィルス性結膜炎の場合、治療方法は特になく、休みながら抗体ができるのを待つばかりとか。それでも不快でたまらず、目が開けられないと仕事にも差し支えるので近所の薬局へ。

薬剤師曰く「今、超流行ってるのよ」。昼飯をテイクアウトした近所の食堂でも同じ事を言われました。10人いたら1人は目が真っ赤……。それってヤバいのでは？ 抗生物質とステロイドの目薬を貰い、良く手を洗って目をいじるなとアドバイスされました。もう、散々いじりましたが。

ハイ案の定、夕方、右目も真っ赤になりました。しゃーねーな。でも、薬が効いてきたのか、昨日の晩に比べたらさほど不快ではありません。慣れたせいもあるけど、熱っぽさも若干ひいた感じ。ただ、瞼の腫れはどうしようもなく、恥ずかしくて外には出られません。ま、出ないほうがいいんでしょうけど。

というわけで、プノンペン在住の皆さん。ろくな眼科がないこの町では自己防衛するしかありません。良く手を洗い、感染者らしき人がいたら傷つけないように気を遣いつつ、そっと離れましょう。
(文・クーロン黒沢)