PP隣の昼ごはん : 及第点の魯肉飯を見つけた! | 故郷台湾料理

台湾人が愛する魯肉飯。小椀のご飯に、甘く煮込んだ脂身トロトロの刻みバラ肉をかけ、ショショショとかきこみます。

幸せな気分になれるおやつ。私に言わせればそれは魯肉飯です。ケーキよりも魯肉飯(ルーローファン)。誕生日にはロウソクを立てた魯肉飯をナイフで切り刻みたいくらい、魯肉飯が好きでたまりません。

本場・台湾でもあちこちで魯肉飯を食べ比べました。まあ、率直に申し上げて、どこで食ってもそれなりに美味しい。トロトロしてれば満足。あまりこだわりはありません。

最近、プノンペンに増えている台湾料理屋ですが、なぜか魯肉飯はイケてません。大量に作って大量に売る薄利多売の商品なので、市民に魯肉飯を喰う習慣が無い国では競争原理がうまく働かないのかも。

ところが、カンプチアクロム通りにオープンしたばかりの台湾飯屋「故郷台湾料理」にて、ようやく及第点を与えられる魯肉飯と出会いました。量は絶妙に少なめ。トロトロ具合はちょっと足りないけど、そもそも栄養バランスにかなり問題のある料理なので、健康的にはこのくらいが丁度いい。

私がここに来るのは大体ランチタイム後、いつもコックが賄い飯を食べてます。なので、一人用のセットメニューとか注文しても二つ返事で断られ、一度も食べたことありません。

そんなとき(100%そんなときですが)私は魯肉飯と水餃子をオーダーします。魯肉飯1.5ドル。水餃子1.5ドル。炭水化物+炭水化物の土方メニュー。加えてエナジードリンクでも飲めば最強なんでしょうが、健康のためいつもお茶です。

さりげなく添えられた二枚の沢庵。向こう側が透けて見えるくらい薄くスライスされたこの沢庵が、遠い日本を思い出させてくれたりもして、なかなか情緒あるランチタイムを過ごせます。

あ、外で屋台もやってますが、こちらは完全ローカル向け。まだ試してません!
(文・クーロン黒沢)

故郷台湾料理

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