PP隣の昼ごはん : 町一番の台湾料理屋 向かいのお店と間違わないよう | 鹿港小鎮

プノンペン定住者が教えたいけど教えたくないお店。それがこちらです。

カンプチアクロム通りを西進。ピザ屋の角を北に曲がると、そこはプノンペンきっての中国・台湾人エリア。そのへんの雑貨屋で普通に檳榔が売られている不思議な一帯です。そんな一角で知る人ぞ知るお店が、今回ご紹介する台湾料理レストラン「鹿港小鎮」。

在住日本人の間にもよく浸透しており、日曜のお昼すぎはゴルフ帰りの駐在員をかなりの確率で発見。夕方になると出勤前のホステスが四人がけのテーブルでひとりラーメンすすってたりもして哀愁バリバリ。基本的にいつも混んでます。

カンボジアで餃子といえば、皮の分厚い水餃子。焼き餃子もありますが、何処で食べても油で揚げたようなギットギトの代物で、銀だこのたこ焼きみたいに沢山食べると胸焼けします。

しかしここは違う! 薄皮で、しかも焼き餃子は羽根つきパリパリ仕様。一瞬、宇都宮にワープしたかと錯覚するほど。と言ったらちょっと大げさですね。でも他じゃこんなの食べられません。その上安い! 10個で1.5ドル。餃子だけでも結構腹にたまります。

一人メニューの充実ぶりも、この店の素晴らしいところ。海外の中華料理というと多人数でつつくのが前提の大皿料理ばかり。中国一人旅でチャーハンと野菜炒めとスープと肉料理を注文したら、各四人前ずつテーブルに置かれ途方に暮れたことがありますが、ここでそんな心配はいりません。

ラーメンも日本風。葱油餅など、台湾の定番屋台料理も充実。もちろん、大皿でつつき合いたければ大皿料理もあります。プノンペンの中華屋でうんざりしたら、ぜひここを訪れてください。

最後に一言。真向かいにも台湾料理の店がありますが、罠だと思って近づかない方が身のためです。
(文・クーロン黒沢)

鹿港小鎮

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