中国人カフェにて。私の好きな場末ムードがプンプン漂っていてたまらない

s-0080 「さわやかタイ読本」のカバー画像が担当Kさんから届いた‥‥。それはいいとして、プノンペン・モニボン通りにずーっと前から派手な看板出した中華系カフェが営業中、なんだか気になっていたので行ってみた。

 朝から深夜まで休まず営業。蛍光オレンジの看板が目に痛い。台湾に行くとなぜか牛乳系の飲み物を売る店が多いが、あんな感じの飲み物メニューが入り口の両脇に、頭痛のするような密集隊形で書き連ねてある。

 入ると、中国人らしき男が五人ほど輪になってトランプ博打をしていた。邪魔しないよう奥に座ってアイスティーを頼み、しばらくすると、気の抜けたような女の子が持ってきた液体には半透明のおたまじゃくしみたいな粒粒が入っている。この粒粒はサービスだという……。

 ストローは粒粒が吸い出せるよう通常の五倍くらい太いのが刺さっている。で、吸い出してみると、中心部が黒くまわりが半透明の粒粒はヌルヌルしていてモチみたい。で、ひたすら無言で吸い出してたら、正面で同じものを飲んでいた下条君いわく「ウミガメの性器に口をつけて卵を吸い出してるみたいだね」で、気分が悪くなった。

 プノンペンでは珍しく、エアコンの電源が常に入れっぱなしで良い店だと思う。しかし、いつ来ても中国人の客(それも中年)ばかり。それも皆、必ずなにか賭け事をしているといった感じで、連れの売春婦も含め、私の好きな場末ムードがプンプン漂っていてたまらない。



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