高速インターネット接続 : お母ちゃんやっと世界とつながったよ!

プノンペンの拙宅、アパートの極細フリーWiFiで仕事してました。最近不調で頻繁にとまる!

やっと繋がった! と思いきやメチャクチャ遅かったり……。遂にストレスに耐え切れなくなり、勢い余って大家に相談。

「文句があるなら自分で勝手に何でも引いてくれ」

そう言われ、プノンペンのインターネットプロバイダを比較検討した結果、以前シックスサマナでも紹介した “OpenNet” を引いてみることにしました。

オフィスでは若いお姉ちゃんがとってもスマートに対応してくれまして、スピード2メガ。5ヶ月前払いのプランを契約。今なら一ヶ月の無料延長プロモーション付きでトータル半年使えます。支払いは一括で150ドルでした。

3日後くらいに担当スタッフが連絡するから待ってろと言われ、拙者つい「3日では遅い!」とダメ元でダダこねると、ではなるべく早く使えるように相談しますというお返事。期待せず待っていると──。翌朝、早朝8時過ぎに知らない番号から電話が!

「今、あんたの家の前にいるんだけど。工事していいですか?」

なんと迅速な対応! 土曜日なのに!

アパートの下には、社名の入った作業着のオヤジが二人いました。きちんと靴を履いていて、安心感が漂ってきます。

作業員は拙者の部屋を確認後、アパートから200メートル離れた電柱から強引に線を引き込むべく、作業に取り掛かります。ちなみにADSLなのですが電話回線は必要ありません。

彼らは勝手に電柱へよじ登り、適当な感じで線を切ったりこねくり回したりしています。大丈夫なのでしょうか? 感電しないのかなぁ……。不安になりますが、経験者にあれこれ言うのは無粋というものです。二人一組、息の合った連携プレーであっという間に作業終了。早業でした。

オヤジはふた手に分かれ、アパート内の配線とモデムの設定を進めます。室内担当のオヤジはきちんと靴を脱ぎ、手を洗ってからパソコンに触っていました。会社の教育が行き届いています……。日本なら常識以前の問題ですが、ここでは驚嘆できるレベルです。

最後にパスワードを適当に設定。書類にサインしてフィニッシュ。変な手数料を要求したり、チップをせびることもしません。他のプロバイダでそんなことありましたので、ここでも感動。感動しっぱなしで涙がしたたります。

結果、一時間経たずにネットが開通。嫌な思いはゼロ。これで心置きなくYoutubeでDJ北林シリーズを楽しめます。あれ、何のためにネット引いたんだっけ……。
(文・木村五兵衛)



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