女工哀歌 : 労働者のサンクチュアリ! カナディアフラワーパークに潜入! 前編

実録! 過酷な労働環境に置かれるカンボジアの女工さんたちが、日曜デートを夢見るサンクチュアリ「カナディアフラワーパーク」に潜入しました!

毎日毎日、マシンのようにミシンを動かし、安い給料で働く女工さんたち……。彼女たちも人間です。ストレスもたまれば、恋の悩み、あっちの悩み……人には言えない悩みもあるでしょう。

そんな彼女たちの苦悩を一手に癒しているのが、ハイ!こちら。「カナディアフラワーパーク」です。

所は空港ウラの工業団地・カナディインダストリアルパークの奥の奥、看板も出てないので、まさに知る人ぞ知る聖域といえるところです。

拙者、そんな女工たちの聖域に潜入。中はほんと、すごいことになってました。

工場群の奥に進むと、まずは女工さんたちが住む寮が見えてきます。取材時、全員働きに行っているのか人気はありません。怖いです。

間もなく、フラワーパークのゲートが見えてきます。ゲートは8割方閉じたまま。オープンなのか閉鎖中なのか、どちらともとれる適当さです。オープン中と信じて入ってみました。

料金はバイク駐輪料が1000リエル。公園入場料が1000リエル。合計2000リエル。女工さんには大金です。駐輪代が惜しいのか、バイクがないのか、徒歩で来る客も多いそうです。

入ってまず、びっくりしたのは芝生で酒盛りをする上半身裸の男たち。

2人しかいないのに、呑み干したビールの空き缶は8つ以上。フラワーパークなのに、いきなりこのどす黒いバイオレンス感。女工さんたちの貞操が心配になってしまいます。

パーク中央には大きな池があり、池を取り囲むように様々なアトラクションが配置されています。

まずは動物ゾーンから。動物の入った建屋がいくつか並んでます。動物好きの女工さんはこちらで癒されるのでしょう。

あいにく、潜入時は何者かによって扉が開けられ、動物たちは脱走した後でした。

残っていたのはサル、ヘビ、アヒル等の超微妙なラインナップ。首枷をつけたサルに至っては、死んだ野鳥を抱えテンパっている始末。

これはこれで凄かったのですが、いじくり回されている鳥さんに合掌。女工さんたちはこれを見て、何を思うのでしょうか? 哲学的だなぁ……。

続きは次回をお楽しみに。
(文・木村五兵衛)

CANADIA INDUSTRIAL PARK

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