女工哀歌 : 労働者のサンクチュアリ! カナディアフラワーパークに潜入! 後編

プノンペン在住の女工さんたちが憧れる、カンボジアのディズニー・シー「カナディアフラワーパーク」ルポ第二弾です。

前回はこちら。壮大なブラックジョークに続いて、お次はこれも中々見過ごすことの出来ない数々のセメントアートです。

パーク内いたるところに設置されたセメントアート。見る人を飽きさせません。良い味出してます。

拙者、西遊記の一行にカンガルーがいるんだとここで初めて知りました。戦闘力は高そう。

さらに、日本人の拙者には何とも嬉しいサプライズ、ジブリ映画「となりのトトロ」にも登場し、愛・地球博でも展示された「サツキとメイの家」が、何故かここにも移設展示されていました。

鬱蒼とした木々に囲まれ、内部は幾分痛みが目立ちましたが、これは正真正銘「サツキとメイの家」と見て間違いありません。

とまあ、こんな感じで疲れた心を癒し、殿方との甘いひとときを過ごすには必要十分。

じっとしていると、生い茂った草むらから、乱れた服を直しつつ若い男女が立ち上がります。拙者の視線に気づき、恥ずかしそうに目をそらすあたり、女工さんもやることはやっているようです。

酒盛りしたり、ベンチで横になったり、愛する人の名前を岩に落書きしてみたり、それぞれ、かけがえのない時間を楽しんでいました。

職場の福利厚生がまだまだ足りないカンボジア。このような施設がもっと増えればいいのになあ……と思いつつ、レッドブルを飲み干しました。
(文・木村五兵衛)

CANADIA INDUSTRIAL PARK

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