粘着ストーキング企画 : カンボジア各国大使館公用車情報2013
ねちっこく撮影したカンボジア各国大使館公用車情報! これが各国大使の御車だ! あの国も型落ちEクラスに乗ってきてたよ!
つい先日、国民議会が召集されたカンボジア。議会は与党人民党と野党救国党の二党体制となりました。残念ながら救国党は初日からボイコットを決め込み、シェムリアップに遠足行脚。なんということでしょうか……。
しかし! 事態を嘆き悲しむ暇は有りません。議会は粛々と開かれ、初日にはプノンペンの各国大使が招かれたのです。
我が祖国・日本をはじめ、人民党と蜜月関係にある中国、野党救国党のパトロンであるアメリカはもとより、キューバや北朝鮮などマイナー国家まで網羅。ワールドワイドな集まりでございました。
拙者、そんなさなか各国大使を運んできた公用車に注目。運転手からニヤニヤされつつ撮影に成功したのです。
駐車場はさながら公用車ギャラリー。まず多いのが高級車の代名詞・メルセデス・ベンツ。ロシアやブルネイなど、なんだかんだ金持ってる国は当然Sクラスですが、ベトナム、ミャンマー、パキスタンなども最新型のEクラスで恥ずかしくないよう仕立ててます。
気になる北朝鮮は型落ちのCクラスですが、型落ちまくりで逆に個性をアピール。型落ち軍団で目立っていたインドは、他国が無難に黒でまとめているところ、あえて白です。
意外なのは中国で、当然Sクラスだろうと思ったら型落ちEクラスでした。しかも運転席・助手席にはあの「夢と魔法の国」が 原産国のプーさんが描かれた座席カバーが掛けられてました。国家機密かもしれないので、遠くからパチリ。
続いて目についたのは旧宗主国フランスの誇るプジョーの公用車。猫足と称される乗り心地抜群のサスペンションで、カンボジアの凸凹道もなんのそのと言ったところでしょうか。本家フランスはもちろん、オーストラリアもプジョーです。
アメリカ大使館はGM傘下キャデラックのドゥビルという大型セダン、そして友邦のイギリス大使館は唯一セダンではなく、オフロード界のロールスロイスとの異名を持つSUV、レンジローバーでの登場でした。
日本の誇るレクサスはもちろん日本大使館の御車。レクサスESでした。金があるのに、なぜに最高級車種LSではなくマニアックなESなのか? ま、カローラじゃなかっただけ良しとしましょうか。ちなみに、日本大使館以外で日本車を使っていたのはスウェーデン大使館、そして──
今回最も驚いたのが、バリバリの大衆車・日産サニーの派生車種シルフィで乗り付けたキューバ大使。拙者、個人的には胸アツです。是非このまま十年、二十年後まで乗り続けて頂きたいと思いました。
(文・木村五兵衛)
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