本因坊セレクト : 今日の視点 当世カンボジア出逢い事情

シックスサマナ記者、本因坊がセレクトした今日のカンボジアを映し出すとっておきニュース!

カンボジア人男女の出逢いの場といえば、かつてはお祭り前夜の盆踊り(青年会主催)と相場が決まっていましたが、時は流れ……何もかもが変わりました。Facebookもいいけど、もう一段階進むとこうなってしまうようです。

New generation of Cambodian teenagers discovers telephone sex

「最近、若者の間でテレフォンセックスが流行っているらしい──」

噂は聞いていましたが、現地新聞に実態を追ったインタビュー記事を発見しましたので、生々しい部分をはしょってご紹介。

──テレフォンセックス? ああ、いつも田舎の彼女としてるよ! どんなふうにするかって? うーん、例えば『今、君の首から耳にかけて、ゆっくり舐めているところだよ。チュバッ、チュバッ』みたいな感じかね? (修理工・男性)

──ボーイフレンドとたまにしてるわ。外国人みたいに普通にセックスしたいけど、カンボジアの伝統から外れるし……。あと、電話でセックスするときは、ちゃんと部屋の鍵を閉めないと。 (学生・女性)

──結婚前のセックスがタブーのカンボジア人にとって、テレフォンセックスは性の喜びを味わいつつ、純潔を守ることのできるベストな方法である。 (会社員・男性)

──アンドロイド携帯を利用しています。互いの生まれたままの姿を見せ合いっこするんだ。 (技術者・男性)

──ほぼ毎日してるわ。ビデオチャットで裸を見せた翌日、恥ずかしくて学校で彼の顔見れないの。普通の恋愛より興奮するわ。 (中華系大学生・女性)

──彼女と同じ携帯キャリアを利用してます。だから長時間の無料通話もできます。深夜彼女と電話してると、だんだん興奮してきてイッてしまいます。 (高校生・男性)

なんか、凄い事になっているようですね。

「婚前交渉の代わりに」──というくだりが何とも言えません。携帯電話会社の競争が激化して無料通話サービスの枠が拡大されたのも、お盛んになった理由のひとつ。最近は激安スマホの普及のお陰で、工場の女工さんも3Gによるビデオチャットをするようになりました。皆さん無防備に動画やら写真やら送りっこするものだから、流出動画を売り買いする路上スマホコンテンツ屋のお兄さんも大忙し。

思い起こせば90年代半ばのプノンペン。暇な男や女たちがハンディ無線機の周波数ツマミをいじくり回し、誰だか知らない相手とお喋りするのが流行っていました。テクノロジーが進歩しても、やってることは20年前と余り変わりません。
(文・本因坊)



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