タクシーでプノンペン空港へ。ワタシなんだか文明人気分!
先日、空港へ向かう用事がありました。ついでなのでメータータクシーに挑戦! 果たして幾らかかるのか?
プノンペンには黄色いタクシーと白いタクシーが走ってますが、今回は白の「グローバルタクシー」を使いました。
街で流しのタクシーを拾ってもいいのですが、必要なときに限ってまず出会えません。ここは直接、タクシー会社に電話したほうが早いです。
電話ではまず、流暢なクメール語でどこにいるのか尋ねられます。英語でもオーケーとは思いますが、クメール語のほうが通じやすいようです。
場所を伝えると、最寄りのタクシーが迎えに行くから電話番号も教えろとのこと。待つこと5分、タクシーの運転手から直接電話がありました。曰く、
「もうすぐ着くから表に出て待っていてください」
とのこと。早速、通りでタクシーを待ちます。このとき、さり気なくタクシーの車両番号も教えてくれるので、余裕があれば覚えておきましょう。
程なくしてタクシー到着、空港へ向かいます。運転手は心なし小奇麗で、妙な安心感を感じます。肝心の料金メーターは乗車時に動き始めるので、迎車料金は不要。
拙者はセントラルマーケット近くのホテルから乗車。夕方の渋滞時だったため、空港まで40分強かかりましたが、気になる料金は7.5ドル。想像よりも安くてホッとしました。
バンコク、ハノイあたりでは、メーターが爆速回転するぼったくりタクシーも珍しくありません。しかしそこは、元来小心者のカンボジア人、そういったセコい芸当はしないようです。ゆっくりと、しかし着実に料金がカウントされてゆきます。
嬉しいことに、空港に入る際の駐車料金もタクシー会社持ち。払う必要はありません。クーラーガンガンの車内で、のんびりゆったり居眠りでもこきながら空港へ。
素晴らしい時代がやって来ました。目をギラつかせたトゥクトゥク・ドライバーと交渉していたのが、まるで遠い過去の出来事のようです。
運転手によると、(白い)グローバルタクシーは現在約200台が稼働中。稼ぎはさほど良くないようですが、ある程度、お金を持ったお客さんを相手にするので、ストレスがないと申しておりました。
連絡先の書かれた名刺をもらえば、次回以降、直接呼ぶこともできます。迎車場所が遠い場合は、他のドライバーに繋いでくれます。
タイやベトナムみたいに、ドライバーと全然関係ない従兄弟とか甥っ子が勝手にハンドル握って小遣い稼ぎをすることもなく、今のところ、気持ち悪いほど上質なサービスを展開中です。
(文・木村五兵衛)