カンボジアで?度目の賭博禁止令が!
写真は日刊紙・プノンペンポストからいただき!
ここ数年、プノンペン市内を歩いた経験のある人はしかと感じたと思うが、町中ギャンブル場だらけ。こんなにあって客来るのかよ! と、それくらいあります。何せコンビニより多い。
ほとんどは金持ちor外国人(中国人)専用という感じのギラギラ店ですが、ローカル向けの賭場もあります。それが今回紹介するカンボシックス!
カンボシックスは7年の歴史があるサッカーくじ屋。24時間営業。いつも幸薄そうなおっさん、チンピラ風の若者でにぎわっている。ローカル向けと言いつつイライラ顔で出入りする日本人の姿もチラホラ。でもって、ここ最近のにわか景気で一気に支店が激増。
大通りの角にはカンボシックスあり! という具合の繁盛ぶりで、二匹目のドジョウを狙う類似チェーンも躍進。この国は一体どうなっちゃうんだろうかと思いきや、先週末、フンセン首相の命令でカンボシックスを含むカンボジア中のギャンブル場が(ごく一部の大箱を除き)一斉閉店した!
参考までに、カンボシックス(香港企業が49パーセント所有)は既に2011年までの営業ライセンスを所持しているそうですが、閉めろったらさっさと閉めんだよ! というわけで、そんなもんはこの国じゃ何のクソの役にも立たないわけです。
ギャンブル中毒者がちょっぴり減るかわり、数千人の失業者が誕生。さらに(この国では)バカにならない額の税収と袖の下が消えてしまう。てことは……治安が悪くなる方に2000リエル賭けた!
首相には過去、突然カラオケバーを禁止した前例があり、このときは確か数ヶ月でナアナア。今回は果たしてどうなのか。
(文・クーロン黒沢)