サム・レンシーの愛車はこれ? 読むだけで救国党通になれるシリーズ!
ノリにのってる野党・救国党の代表にして「ミスター不死鳥」ことサム・レンシーの愛車を木村記者がスクープ!
先月、フランスから帰国。虫の息と言われた救国党を率い、与党と五分に持ち込んだサム・レンシー党首。カンボジアでは完全に時の人。ミャンマーのスーチーさん、カンボジアのサム・レンシーとまで言
われる、山田五郎似の男です。
そんな彼の愛車はこちら。ランドローバー社の「レンジローバー・スポーツ」であります。
写真の車は地方巡りで若干汚れ、くすんでおりますが、オフロード界のロールスロイスと言われる「ランドローバー」のスポーツSUV。ライバルはあのポルシェ・カイエンという代物です。
先日お伝えしたフン・セン首相のメルセデスSクラスには若干劣りますが、こちらも相当な高級車であることは間違い有りません。
そんな高級車を颯爽と乗り回し、ド田舎の支持者集会めぐりに余念のないサム・レンシー党首。写真を撮ったこの日もカンダール州の集会から戻ってきたところ。大切な御車と一般愚民の距離の近さもハンパじゃ有りません。
バイタクの親父が中を覗いたり、ガキがハナクソの付いた手でボディをペタペタやってます。ほんの少し近づく素振りを見せただけで筋骨隆々のおっかない護衛がシバキに来る、首相のSクラスとは大違いです。
いや~この距離感。なんとも言えず素敵です。ちょっと試乗させてください!とか言ったら、本当にさせてくれそうな雰囲気さえ漂っていました。
そんな思いでぼんやり見ていると、演説を終えたレンシー党首とケム・ソカー副党首が揃いで戻ってきました。車もそうですが、支持者との距離感も半端ないです。
人気演歌歌手のごとく、支持者から揉みくちゃにされながら戻って来る二人。それでもふたりとも、終始笑顔なのが逆に怖い。今まで長いこと厄介者扱いでしたからね。わかるわかる、その気持ち。
このあと、レンシー党首はレンジローバー。ケム・ソカー副党首は型落ちランドクルーザーに乗って、再び田舎巡りへと出かけて行きました。安全運転でね!
(文・木村五兵衛)