PP隣の昼ごはん : 給料日前の安らぎ | 幸福館

給料日まであと半月。財布に20ドルしかない現地採用の皆さん必見!

お金がない、でも腹減った。こんなとき有難いのはベジタリアン食堂。どういうわけか、ベジタリアン=安飯という図式が定着しつつあるプノンペン。肉気はないものの、好きなおかず2品+ご飯で1ドルとか、どうやって儲けてるのか不思議な店が増えつつあり、幸薄い感じのリーマンやOLで賑わってます。

いかにも金回り良さ気な外資企業だろうと、ローカルの初任給はいいとこ200ドルそこそこ。一流企業勤めというプレッシャーなのか、パシッとプレスのきいたワイシャツに、磨き過ぎて鏡のように光り輝く革靴を履いた彼らの中には、プライドが邪魔して安飯屋に入れず、給料の半分を昼飯代に費やしてしまう豪の者も少なくありません。給料200ドルなのに5ドルの焼肉定食を週五回喰って、借金しながら同僚におごりまくるマザー・テレサみたいな新入社員もいるのです。信じられないでしょうが、実話です。

対して、自然光が適度に薄暗い菜食食堂でつつましくランチするリーマンの皆さん。DNAレベルで堅実さが伝わってきます。今回お邪魔した「幸福館」は、ベジ飯屋にしては若干お高めですが、1品5000リエル程度。ちょっと気張って5500リエルのラーメンを注文したところ、メニューの写真と全然違う真っ赤なスープでびっくり。肉々しい食感がする謎の大豆加工品が数個、揚げた湯葉が三枚入ってます。どうでもいいけど麺がインスタントで二度びっくり。ちょっと損した気分になりましたが、カンボジアでは良くあることなので、どうかブチ切れることのないよう。
(文・クーロン黒沢)

幸福館
No83, Kampuchea Krom Street, Phnom Penh


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“PP隣の昼ごはん : 給料日前の安らぎ | 幸福館” への2件のフィードバック

  1. @kikudom より:

    3.5ドル(約108B、280円)カンボジアBBQ(タイで言うムーガタ)行きました。@kurosawa6502 プノンペンの昼ごはん : 給料日前の安らぎ http://t.co/qN32sRB4

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