チマチマ盗むのはもう面倒！ 泥棒4人組 8万着の服を強奪
四人組の泥棒が世紀の大強奪作戦を計画。しかしながらターゲットの選択を誤って御用！
プノンペン市内でチラホラ見かけるブランドタグ付き衣料品。一発でニセモノとわかるものもあれば、どう見てもホンモノも少なくありません。
有名ブランドの縫製工場から流出するこれらの商品。出来心の女工さんが監視の目を盗みつつ、一着、二着単位で持ち出すケースもあれば、マネージャークラスの人間による箱単位の横流しもよくあること。それはさておき、今回ご紹介するのはそんなチマチマした盗みではありません！
ええい！ 面倒くせえ！ まとめて盗んじまえ！ とばかり、陸送中のコンテナを狙う新しいケースが最近増えているようです。ちなみに、封印シールを剥がさずコンテナを開く方法は幾つもあるそうで……。
逮捕された四人組、コンテナトラックの運転手を仲間に引き入れ。工場を出発した8万着の服が入ったコンテナをトラックごと秘密ポイントに誘導。必死で商品を運び出したものの、予想を遥かに越える物量に四人ではどうにもならず、普段なら工場から港まで30分で到着するところ、運び出しに4時間あまりもかかり、休憩中に御用となったとか。
それにしても8万着。どこで捌くつもりだったのか？ ローカル市場に流れた日には「君も着てるの？」「お前もか！」的な感じで被りまくりでしょうね……。ちょっと恥ずかしい。
(文・本因坊)
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