美しい話 プノンペンにひっそり佇む忠犬ハチ公
カンボジアに忠犬ハチ公像が! 衝撃の事実も判明! こ、これは大ニュースかもしれません。
ノロドム通りの洋書店「モニュメント・ブックス」入り口脇に、あの「忠犬ハチ公」像が建立されたとの噂を聞きつけ、まじかよ……と撮影してきました。
渋谷のハチ公は銅像ですが、プノンペンのハチ公は石像仕様。ノミを使って犬の毛並みをゆるーく表現しているあたり、偉大なアンコールワット遺跡を作り上げたクメール石工達の心意気が、かすかに、ほんのかすかに感じられます。顔や足に浮き出ている変な斑点は見なかった事にしましょう。
なぜに、プノンペンに忠犬ハチ公像が? 発表によると、ハチ公物語のクメール語版が出版された記念とのことです。
たかが販売促進用なんだから、わざわざ石像にせずとも発砲スチロールでいいのに──と思ってしまいますが、実はこの話、調べれば調べるほど深く、忠犬ハチ公は、何を隠そうあの国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)事務総長・明石康氏のお母様の実家生まれなのでありました。
今後、プノンペンのハチ公が、カンボジアを代表する待ち合わせポイントとして定着するかどうか。まずは在カンボジア日本人の利用率にかかっていると言い切っても過言ではありません。我々日本人が多少の無理をすることで、新たな観光名所が生まれるかもしれないのです。
何も知らない書店のガードマン。飲みかけの紙コップをハチ公の股間に置いてましたが、皆さんは決して真似しないように。
(文・本因坊)
Monument Books & Toys
#53, St426, Phnom Penh
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