本因坊セレクト : 今日の視点 停電前に知らせの一通も寄越せないのか!

シックスサマナ記者、本因坊がセレクトした今日のカンボジアを映し出すとっておきニュース!

3月に入ってめっきり暑くなったプノンペン。当然皆さんエアコンガンガンつけまくりの、電力需要が爆増。市内で停電が頻発しています。

よりによって一番暑い真昼間、エアコン&扇風機がファファファ……と停止。じっとしてても吹き出す汗。信号機も真っ暗なので、市内は大渋滞。帰宅したら冷蔵庫は水びだし……。

電力不足により、エリアごとの計画停電を実施中のプノンペン。そんななか、王宮、大使館、高級住宅地周辺はほとんど停電しません。オルセイやトゥールスレンなど、中心部の商業エリアがしわ寄せを喰らっています。

現地在住者のFacebookやブログでは「近所に政府高官の家があるから停電しないんです」などという声と、「二週間毎日停電。仕事できないわ、暑くて眠れないわ──」などの恨み節が交錯しています。

町はどんどん発展していますが、ことインフラは五年前に逆戻りした感覚。どの地区がいつ、何時間停電するのか、事前通告らしきものが一切ないので対策のとりようがありません。

電力公社は「多少の停電いちいち知らせる必要なし。需要が一段落する雨季まで我慢しろ」と言い放つ始末。

これに怒った欧米人が自身のブログ “Urban Voice Cambodia” で「今ココ停電してるぞコラ!マップ」を立ちあげると、賛同者が続々と無言でピンを立てています。

「ブラックアウト(停電)、ストリート235」「ブラックアウト ストリート156」──ひとつひとつのピンマークに怨念がこもっています。合掌。
(文・本因坊)

Urban Voice Cambodia ※ Utilities Issues → Electricity Blackouts をチェック

Blackouts tell tale of two cities



“本因坊セレクト : 今日の視点 停電前に知らせの一通も寄越せないのか!” への1件のコメント

  1. @hornetcafe より:

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