カンボジアの素:ホテルとゲストハウス

この記事は90年代にミニコミとして出版したガイドブック「カンボジアの素」に書いた記事を復刻したものです。後年、情報を追記したりしていますが、全体的に古すぎ、記述が攻撃的で、正確ではありませんので、読んで懐かしむ程度でお願い致します。

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観光客が泊まるホテルは腐る程ある。中級のエアコン、風呂付きTV付きでも10ドルから30ドルの間なので、虚弱体質で太陽嫌いのプアな方でもオッケーだ。もっとプアなバックパッカーが泊まる様なゲストハウスも沢山あります。

空港にいるタクシー野郎どもなら誰でも知っているキャピトルゲストハウスの近くが最近カオサン化。ゲストハウス(カンボジア語でプテアソムナッ)は一泊 2ドルから5ドル程度(部屋の備品や程度による)。値段は常に変動しているようなので自分の足で確かめて欲しい。最近はあまりないが、停電はするのでご用心。変換プラグはB1を持っていけば事たりるハズ。

女性の方なら気になるトイレだが、殆どは水洗だと思うので、心配御無用。タイと同じ様に紙はなるべく使わないのが正しい。こと、ケツに関しては日本人は発展途上と言わざるを得ない。もちろんウォシュレットなどという拷問器具を愛用の方は別だ。手で肛門をさわってみよう。生きていることを確信するはずだ。(2004)

ゲストハウスブーム到来!。しかし、ピンク色の照明があたっているゲストハウスは連れ込み用のラブホテルなので勘違いしないように。ラブホテルとゲストハウスの違いは雰囲気で感じるしかない。空港近くに「MOTEL」とでかい看板を掲げる文字通りのモーテルもあるが、ここは連れ込みの上、悪い人たちの密談にもよくつかわれているそうだ。(2004)

カオサンみたいなムードがいいなら、フランス大使館裏の通称レイクサイドがお勧め。毛唐だらけで名誉白人気分が満喫できる。刺青屋もあるし、毛唐の彫師もいるよ!。道は売人だらけだ!。(2004)

●ホテルメモ

ミッタペップホテル(12ドル-15ドルくらい)
一時期跋扈していた泥棒はいまのところいません(去年の末に逮捕されました)。因みに泥棒の正体は日本人。懲役八ヶ月で釈放済。というわけで、中心部に位置していて値段も安く、改装したばかりできれい。ソニーの21インチテレビもまだぴかぴか。ゲストハウスで体調を悪くしたら、たまにはエアコンで涼みながら熱い湯船につかるのもいいかも。

オキデーホテル(閉鎖)
ミッタペップホテルの裏にあり、「大魔人部屋」「悪魔の晩餐」等、数々の伝説を生んだ、プノンペン暗黒面の人々にゆかりの「オキデーホテル」も遂に役目を終えるときがきた。現在、ミッタペップホテルとの接続工事中。現在も辛うじて営業しているようだが、工事現場みたいなところにレセプションがあるので (セメントとか積んである)素人には分かりづらい。改装工事が終わり次第、ミッタペップに吸収されるらしい。

ビックラックホテル
元、爆破された香港ホテル(たてなおした)。部屋はきれい。内装も趣味がまあまあ良い。20ドルと高いのがちょっと。

ラルネホテル(閉鎖)
エアコン・テレビ・バスタブ・ホットシャワー装備。なのに7ドルという激安ホテル。おまけに目の前に警察署があって治安もまあまあ。というラルネだが、倒産しました。

キャピトルゲストハウス
空港からどんなタクシーでもここの名前を言えばつれてきてくれる。値段は裏手にある「キャピトル2」という所が2ドルからで、本店のキャピトルは4$くらいから。一階のレストランはまずいけど人気。足の悪いおばさんウェイトレスが名物。

店内には日本人用の情報交換ノ-トが置いてあったが、何度か盗まれたりした挙句に廃止。

ここに居ると自然と日本人旅行者が集まってくる。また、情報交換の場としてここに泊まっていない人達まで来て長時間コーラ1本で粘ったりしている。

私が行った時には情報ノートはまだ存在せず、壁に貼ってあるタクシー料金表の下が伝言板となっていた。交通の便も食堂前にタクシ-やバイクタクシ-がいつも待機している。

(ただし平気でボる)シェプレアップ行きのボ-トの集合場所になっている。(ここのホテルがアレンジしているようだ)ガイドブックやマップを売っている。絵ハガキや切手を売っている。両替をしてくれる。(レートはなかなか良くなった。日本円も可能)などなど。色々と便利である。

もしも、窓の無い部屋をあてがわれてしまったら、早いとこ別の部屋へ移るとかしないと、いくら元気なあなたでも即、体をぶっこわすだろう。(1994・野口)

新築のキャピトル3はきれいで安い。バイクタクシーは一層柄が悪くなっている。でも、ここからアンコールワットにもベトナムにも海にも行けて、やっぱり便利な場所である。横のゲームセンターではプレステ2が置いてあって、一時間1500リエル程度で海賊版ゲームが楽しめる。(2004)
(文・アジアの素編集部)



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